福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】プレゼント 校長 山田耕司

○ キリスト教教会ではクリスマスを待ち望む待降節(アドベント)の季節になりました。
ヨーロッパの市街地広場はクリスマスマーケットで賑わっています。年に一度、遠く暮らす家族が帰ってくる季節です。大きなテーブルを囲み、母や祖母の作る我が家の味に舌鼓をうち、この1年を語り合います。
 また人々を救済するキリストの誕生を「待つ」季節です。「キリストの救い」は自分や家族にとってであり、人類の平和でもあります。主イエスを迎える準備を幼子から老人までそれぞれに行い「待つ」季節です。

○ 神さまが人間にイエスキリストを与えてくださったことに倣い、私たち人も他者に贈り物をします。寒空に家のない人にスープを配ります。アフリカの学校に行けない子どもたちにシスターを介して必要なモノを届けます。大好きなお祖母さまにお手紙を書きます。「おばあちゃま大すき!」

○ 海星小学校では、明日(12月1日)JOYクラブミュージックアンサンブルを3年ぶりに招いて「クリスマスコンサート」を開きます。9日(金)に「クリクマス会」を行います。本当のクリスマスを皆さまに味わっていただくために準備を進めております。どうぞお出かけくださいませ。

○ 一足先に海星小学校はたくさんのプレゼントを頂きました。ここで聖書の言葉に目を向けてみましょう。
そのとき、イエスは弟子たちにこのたとえを語られた。「天の国はまた次のようにたとえられる。ある人が旅行に出かけるとき、僕(しもべ)たちを呼んで、自分の財産を預けた。それぞれの力に応じて、一人には5タラントン(タレントの由来)、一人には2タラントン、もう一人には1タラントンを預けて旅にでかけた。さて、かなり日がたってから、僕たちの主人が帰ってきて、彼らと清算を始めた。まず、5タラントン預かった者が進み出て、他の5タラントンを差し出して言った。『ご主人様、5タラントンお預けになりましたが、ご覧下さい。他に5タラントン儲けました。』主人は言った。『忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。』」(マタイ福音書25・14-21) 神さまは一人ひとりに負担にならないタレント(能力・使命)を与えられます。人にはそれを使い増やす使命があります。

○ 先月の九州地区教員研修会の参加学校より反省記録がたくさん届きました。校長として嬉しくて嬉しくていくつかご紹介いたします。
●研修会の開会式に相応しい厳かな雰囲気で始まり、4年生の英語劇で心和み、研究テーマに基づいた授業実践発表で翌日の授業に臨む心構えができた。有意義な開会式であったと思う。●開会式後の児童発表は、子どもたちの活躍の場があってよいと思った。
●開会式の内容がとても充実していた。また児童の発表は圧巻であった。●子どもたちの英語劇がかわいらしかった。簡単な単語でもアクションと組み合わせれば、劇になると言う点、参考にさせていただきたい。 ●職員の方も保護者の方々もとても柔らかく接してくださり、心地よく2日間を過ごさせていただきました。学校と家庭が一丸となって運営されているなと感じました。ありがとうございました。●保護者ボランティアの方が白いエプロンを着用し、お辞儀をして大変気持ちよく案内をしていただき感謝です。●移動バスの乗車の細やかな配慮をはじめ、限られた時間の中でのていねいな案内や対応素晴らしかった。海星小学校の先生方、保護者・子どもたちを含めて学校挙げて、九州の先生方を迎えてくださったことに感謝しています。
●授業研究に加えて、児童発表や「研究の基本的な考え方」、3つの部による「実践発表」と先生方がいくつもの役割を受け持ち、どれも立派にやり遂げられたことに脱帽した。●保護者の方々の細やかな気配りがすばらしいと感じた。子どもたちも生き生きとしていた。日ごろの学校の雰囲気がよいのだろうと感じた。●保護者の皆さんの温かい「おもてなし」に感激しました。

【小学校の校長室から】サンキュー事故 教頭 米倉 信彦

○対向車線の車を自分の前で右折させてやるために自分が止まってパッシング(ライト点滅)してやると、相手は「サンキュー」と言って右折していきます。しかし、自分の車の左後ろからバイク等が直進してくると、右折した車と衝突してしまう…。こんな事故がちょくちょく起こっています。これは、右折する車が道路を横断する時にバイク等が来ていないかを確認するための『一旦停止』をすることで簡単に防げます。
 海星小学校では、子どもの送迎に自家用車を使われる方がずいぶんいらっしゃいます。朝渋滞していて始業に遅れそうだとか、帰りのお迎えに間に合いそうにないとかいう焦りがある場合には周りのことが見えなくなってしまいます。 
福岡県警察交通部の発表によりますと、10月から12月にかけての交通事故死者数が過去10年間の月別累計で非常に多くなっているという結果が出ています。また、先日もお知らせしましたが、10月と11月は子どもの歩行中の事故が急増する時期でもあります。子ども達が絶対に事故に巻き込まれないこと、そして運転される保護者の皆様が事故を絶対に起こさないようにいつも注意して運転していただくことが大切ですね。
 最近、車で登校する場合のきまりを守らない方を見かけることがあります。校内は、小学生のほかに高校生・幼稚園児も登校・登園しています。きちんと『送迎のきまり』を守ることで、子ども達を守ることができます。よろしくご協力をお願い致します。
 4月に配布いたしました『児童送迎についてのお願い』にある朝、車で登校される場合について再度お読みください。

1.朝、車で登校される場合

(1)正門から登校する場合は、車は正門を入ったら、緑色のパイロンでUターンし、警備員室前に駐車して児童を降車させてください。

(2)鶴田バス停方面から登校する時は、バス停付近の鶴田ロータリー「ようスタジオ前」で降ろし、歩いて登校させてください。

(3)那珂川方面から住宅内を通ってこられる時は、鶴田ロータリーで降ろしてください。住民の迷惑になりますので、教会側(南門)から校内に入ったり附近で降ろしたりしないでください。    

車で校内へ入られる場合、帰りのお迎えの駐車場などのきまりについては、4月6日発行のプリントに校内地図を含めて書いてありますのでご確認頂くようにお願い致します。

○いよいよ18日(土)は「校内マラソン大会」が行われます。10月23日から20分休みは、全校で練習コースを走って体力をつけて
きました。体育の時間には、練習成果を確かめるように本番コースを走っています。更に、各自のタイムを毎回記録して、それぞれのペースで走り続けられる時間を調べています。海星小学校のマラソン大会は、ただスピードを競うだけの競技ではありません。毎日毎日忍耐強く練習を積み重ね、自分のペースで根気強く走り続けることのできる心を育てていくことを目的としています。 
この心を育てるには周りの人の温かい応援が不可欠です。18日の大会当日は、保護者の皆様の温かいご応援をよろしくお願い致します。

【小学校の校長室から】九州地区教員研修会 校長 山田 耕司

○ 各学年の10月第4週「学年学級通信」には、喜びの声が満載でした。1第3週の通信は、研修会を成功させようと意気込みに満ちたものでした。大切な学校行事に取り組み海星ファミリーが一つになろうとするムーブメントを感じます。

○ 昭和51年(1976)、全国の教員研修会から独立し、より多くの教員が参加できることを願い九州地区研修会が明治学園で開催されました。加盟参加校は明治学園・福岡雙葉・福岡海星・聖マリア学院・長崎南山・沖縄海星の6校でした。本校は第4回・第12回・第20回・第27回・第34回・今回(第42回)の会場校を担当してきました。参加者数は因みに第1回が102名、第4回が123名でした。今回は211名です。「福岡海星が次期学習指導要領を見通した新しい教育実践を公開するそうだ。ぜひ参加しよう。参加したい。」の機運から初めて200名規模の研修会となりました。

○ 学級通信からご紹介します。

1年生:授業では、「ドレミファソ」の音でつくった旋律を鍵盤ハーモニカで演奏し、友だちと聴き合う活動を行いました。「上手に吹いているのがよいと思いました」「旋律がにていたのでわくわくしました」「リズムがよかったと思います」など感想を伝え合うことができ、友だちのよさにもたくさん気づくことができていたようです。友だちのよさを認め合う海星ならではの学習でした。
 来校された先生方も、ボランティアの方々の姿を見て「海星の保護者はすごい」「素晴らしいおもてなしだ」と声に出して感心されていました。嬉しさと同時に、みんなで学校をつくっているということを改めた実感させていただきました。ありがとうございました。

2年生:2年生はどの子がお隣になっても真剣に聴き合いをします。お家でも、保護者の皆様がお子様の話を、目を見ながら「あなたのことが大切ですよ」という思いを伝えながら聴いてくださっているからだと思います。

3年生:研究テーマが2020年から始まる次期学習指導要領を見すえたものだっただけに、たくさんの先生方に参加していただきました。子どもたちは緊張しながらも活き活きと自分の考えを発表したり友だちの考えを聴いたりすることができました。

4年生:英語劇や聖歌隊と音楽クラブのオープニングセレモニーなど子どもたちが活躍する場がとても多い研修会でした。アシジハウスで行われたステラマリスの授業では、11月7日に行われるマリア幼稚園との交流のために、ガイアの森のおすすめポイントを聴き合う活動を公開しました。参会者の先生方にもガイアの森のよさが伝わったようでした。

5年生:朝の会に続くアクティブタイムでは、黒木さんの「上海紹介」と清尾くんの「和太鼓演奏」がとても好評でした。「大造じいさんとガン」の授業後の協議会では、たくさんの先生(40名以上)から5年生の子どもたちの聴き合う姿ぬついて感想が聞かれました。全員が発言し、それをきちんと受け止め、考えを深めていく姿に感動されていました。「分析読み」「重ね読み」「並行読み」「ジグソー方式の聴き合い活動」による高度な授業で高まっていくこどもの姿も話し合いの対象になりました。

6年生:算数と理科の授業で6年生として立派な姿を参会された先生方にお見せすることができました。

○ 明後日は「開校50周年記念愛校バザー」の日です。子どもたちの歓声が弾けます。爆発します。どうぞよろしくお願いいたします。

【小学校の校長室から】ペトロの生き方 教頭 米倉信彦

○イエス様の12人の弟子の中にシモン・ペトロというお方がいます。彼はもともとガリラヤ湖で漁師をしていましたが、イエス様に声を掛けられ、最初の弟子となられました。12人の弟子たちのリーダー的存在で、イエス様のもっとも信頼を寄せられていた弟子です。大変おっちょこちょいで、何か言われたことにすぐ反応する方だったようです。マタイ福音書の中にこのような箇所があります。
ある時、イエス様がある地方に行かれた時、弟子たちにこのようなことをお尋ねになられました。


そこでイエスは、「では、あなたたちは私を何者だというのか。」と仰せになった。
すると、シモンペトロが、「あなたは生ける神の子、メシアです。」と言った。これに
答えて、イエスはペトロに仰せになった。「バルヨナ・シモン、あなたは幸いである。
あなたにこのことを示したのは人間の知恵ではなく、天におられるわたしの父である。

     (中略)

私はあなたに天の国のかぎを授けよう。あなたが地上でつなぐものは、天においても
つながれ、あなたが地上で解くものは、天においても解かれるであろう。」

     (中略)

この時から、イエスは、自分がエルサレムに行き、長老や、大祭司や、律法学者たちから
多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目に復活することを、弟子たちに打ちあけ始めら
れた。すると、ペトロがイエスをわきへ引き寄せ、いさめて、「主よ、とんでもないことです。
そんなことはありません」と言い出した。イエスは振り返ってペトロにいわれた。「サタン、引
き下がれ。この誘惑者。あなたの考えは神のものではなく、人間のものである。」
                                 
                                   【マタイ福音書16節15~23】

最初はイエス様から最大限のお褒めの言葉をいただきましたが、その後イエス様のおっしゃることにすぐ反応して、今度はイエスに叱られてしまいます。彼は、物事をあまり深く考えないで行動し、何度も失敗をする方だったようです。彼は、失敗した後涙を流して後悔し、反省して前向きに生きてこられました。人間は、つい軽はずみな行動をとって失敗し、叱られることが多くあります。私も思い当たることが多々ありますが、ペトロのように反省し、何度も心を入れ替えて前向きに生きる(回心する)姿を見習っていきたいと思います。

○マリア様の青いマントのようなよいお天気に恵まれた10月8日、マリア幼稚園の運動会に参加しました。認定こども園4年目の今年は、0歳の天使組からA組の年長さんまでの全園児が参加しました。精一杯走ったり、踊ったり、どの子の目もキラキラ輝いていました。両親と手をつないで演技している園児は、本当に幸せそうなよい笑顔を見せています。親の愛情をひしひしと感じました。
年長さんは、檀上に上がって開会宣言や園児のあいさつ、準備運動や選手紹介の放送、ゴールテープ持ちなど色々な仕事を立派に行っていました。小さな子をしっかりお世話する年長さんと、先日小学校で行われたFSDの6年生の姿が重なって見えました。
 運動会最後の演目「パラバルーン」で年長さん達の息の合った演技を見て、 子ども達の可能性の大きさに感心させられました。この子達は、来年になると小学校に進んでいきます。どんな小学生になってくれるのかとても楽しみです。

【小学校の校長室から】ファミリースポーツデー 校長 山田耕司

○ 本校では「運動会」を「ファミリースポーツデー」(略称FSD)と呼称します。
「一体いつごろからこのように呼んでいたのでしょう」の問いに答えるために、学校文集「ひかり」の創刊号~4号と5号(創立10周年記念誌)及び10号(創立15周年記念誌)を読んでみました。「ひかり」は現在は発展し保護者、卒業生も参加する校友会誌となっております。

○ 50年前(昭和43年4月)学校が開校しました時は、1年生のみで23名(男子13名女子11名)でした。小学校の運動会はまだなく、中高等学校の「体育祭」に参加しました。昭和46年4年生が最上級生になった時には、小学生鼓笛隊が誕生し体育祭を彩りました。
 開校5年目(昭和47年5月)初めて小学生だけの運動会が始まりました。長住小学校から大綱を借りて綱引きをしました。この春の運動会はスポーツデーとして球技大会(ドッヂボール・ソフトボール)の形式でした。マラソン大会もこの年に始まりました。また、「剣道」が正課として取り入れられました。
 開校8年目(昭和50年)秋、児童数も150名を越えましたので、保護者や卒業生も参加する第1回「ファミリースポーツデー」が開かれました。以後運動会はFSDと呼称されています。

○ 低学年の徒競走は直線を走ります。1年生は30m、2年生は40mです。オリンピック陸上の花形は100m走です。全筋肉を総動員しての走りに観客は吸い込まれ感動します。1年生にとりまして、まっすぐ走ることは至難の業です。大人の私でもまっすぐ歩くことさえままなりません。加えて速く走りたいのです。腕を振って太ももを大きく上げて走りたいのです。その時のなんと真剣な眼差し。桐生選手がとうとう10秒を切り9秒98を出しました。山縣選手も10秒00を出しました。
 日本チームは「100m×4」が得意です。リオのオリンピックで銀メダル、でロンドンの世界陸上でも銅メダルを獲得しました。絶妙のバトンタッチが日本のお家芸と言われます。
 海星の子どもたちの走りは、今年は一段と見事でした。バトンゾーンの使い方やバトンタッチの呼吸にも工夫と練習の跡がよく見えました。

○ 5・6年生演技「グループアクション2017」(集団行動)は、3年前「組み体操」の安全性が全国的に考慮され、文科省や教育委員会から運動会の種目として改善の示唆された事を受けて「組み体操」に替えて導入したものです。本校では3年目になります。
 「集団行動」の素晴らしさは、テレビ放映の日本体育大学「集団行動」でご存知の方も多いと思います。「集団行動」には、基本的な行動様式があります。 ①姿勢3種 ②方向転換3種 ③集合・整頓・番号・解散7種 ④列の増減4種 ⑤開列(両手・片手間隔に開け) ⑥行進5種 ⑦足踏み3種 ⑧礼です。
 これを組み合わせて演技を構成します。小学校レベルでアレンジをしての今回の公開でした。限られて時間の中で練習を集中的に重ねた結果、当日の皆様の大きな拍手でした。

○ 最後の演技は恒例の「海星音頭」です。当時の先生方の創作で、昭和59年度から踊り継がれております。音曲が古くなりましたので平成27年に老司公民館民謡教室のご協力を得てリニューアルしました。
「海星音頭」の輪は、はち切れんばかりの参加者で、開校50周年にふさわしいものとなりました。ありがとうございました。
親子3代でFSDをお楽しみいただく姿に、さらに発展する海星の姿を見させて頂きました。