福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【国際交流】南アフリカからの手紙

南アフリカのシスターから
 クリスマスメッセージ


1月8日(火)3学期始業式。
校長先生より、南アフリカの児童養護施設を支援している
シスターからのクリスマスメッセージが紹介されました。

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南アフリカは、真夏のクリスマスを迎えました。汗びっしょりになりながら
クリスマスカロルを歌っている子どもたちと共に、主の降誕を賛美しながら
国、人種、文化、全てを超えて「主は私達のうちに来られた」ということを
実感しています。

今年は、隣県で、火災のために養護施設の子どもたちが亡くなるという痛ま
しい事故が起こり、急きょ、私たちSt.Anne’s Homeに非常階段を設置する
ことになりました。(これまで、非常階段なしに済んできたこと自体、奇跡と
しか言いようがありません。主に感謝!)けれど、それは同時に、誰でも侵入
できる階段を設置したことにもなり、強盗防御のために、窓という窓全部に
鉄柵を設置する大掛かりの工事になりました。

工事に取り掛かれることができたのは、皆さまの支援金のおかげです。本当に
ありがとうございました。支援金の半分を子どもたちの教育費、生活費に使わ
せていただき、半分をこの非常階段設置のために使わせていただきました。

エイズの薬が政府によって支給されたとはいえ、まだまだ信じられない数の
人々が亡くなっており、それは孤児の増加と直結しています。今年も45人の
ホームの枠は早々に埋められ、キャンセル待ちの子どもたちは数えきれない
ほどです。

今は、45人の子どもたちを保護することしかできませんが、それでも、主が
南アフリカの子どもたちの必要を知っておられることに信頼しながら、今、
私にできることを、心をこめて主に仕えていきたいと思っています。どうぞ、
れからも、皆さまの祈りの支えをお願いいたします。

海星の皆さまの上に、主の平和と喜びがいつもありますように祈っています。


感謝と祈りのうちに マリアの宣教者フランシスコ修道会

【国際交流】街頭募金 アフリカの子どもたちへ

街頭募金 南アフリカの子どもたちへ

12月15日(土)
今年も海星では、歳末クリスマス募金活動を行いました。

伝統として受け継がれている街頭募金の寄付金は、昨年に引き続き
南アフリカの児童福祉施設と西日本新聞民生事業団送られます。
孤児院の子どもたちは、エイズで両親親を亡くしています。

私達は児童福祉施設を支援しているマリアの宣教者フランシスコ修道院の
シスターを通して、南アフリカの情勢や日常生活を垣間見ることが出来ます。

シスターからのお手紙を拝見し、命の危険にさらされながら
生きている児童福祉施設の過酷な環境も知ることができました。

今年も、南アフリカの子どもたちの希望の一助になればと
募金してくださった方々の気持ちと一緒に贈りたいと
思います。

街頭募金の様子


下の文は、昨年頂いたシスター方からのお手紙です。


海星高等学校の校長先生、先生方、そして生徒の皆様、いかがお過ごしですか?
先日、皆さまのクリスマスの献金を受け取りました。南アフリカの私の働いている、
聖アンナホーム(St.Anne‘s Home)への皆さまの支援を心から感謝いたします。
【聖アンナホームは、マリアの宣教者フランシスコ修道院が運営する児童福祉施設です】
ホームは、両親を亡くした小学校1年生から7年生までの子供たちの家です。
元気で飛び跳ねる坊主頭(衛生のための学校の規則)の子供たちを男の子に間違える人は
多いのですが、心優しい女の子たち45人の家です。
ズールー族の家族の在りようは、日本と違い、親戚の結びつきが強く、両親を亡くしても
伯父、叔母が彼らの両親となり、幼い子供たちにとって、喪失感がさほどないのは、
非常に大きなメリットのように感じます。ただ、あまりに多くの人々がエイズで亡くなり
一人の伯父が10人以上の姪、甥の世話をするというシステムも限界に来ているように思います。
また、20代から40代の年齢の10人のうち6人がエイズと言われる現実は、教師不足
看護婦不足など、南アフリカを支えるべき人々が病に倒れ、その人的資源の損失は国全体に
暗い影を落としていると言えるのではないかと思います。
南アフリカの抱える苦しみのひとつは、エイズの蔓延ですが、加えて、アパルトヘイトの
時代の傷、高失業率、貧富の差、そして高犯罪率(ブラジルと並んで世界一とも言われています)です。
この小さなUMZINTO村でも殺人、レイプは日常茶飯事です。ホームの子供たちを危険から守ること
それが私の第一の仕事です。格子のついた窓、有刺鉄線のフェンス、ドアというドアには鍵だけでなく
鉄棒でドアが押し破られないようにしています。散歩に連れていくこともままならない、という事実は
日本にいるみなさんには想像できないかもしれません。
暗い話ばかりではありません。南アフリカは、美しい自然、豊かな資源を持つ国であり
アフリカの部族の人々(ズールー、コーサ、スートゥ など)に加え、オランダ、イギリス系の
植民地支配時代からの白人、サトウキビ畑の栽培のために連れてこられたインド人、鉄道建設の
ために連れてこられた中国人、そして、職を求めて入国してきた他のアフリカ諸国の人々がともに
生きる国、それが南アフリカです。「虹の国、南アフリカ」と表現した、マンデラ大統領の言葉は有名です。

先月の1月14日に、マリアの宣教者フランシスコ修道会のシスターがここUMZINTO村に
来られて100年になる記念を子供たち、そして村の人々と祝いました。
(100年記念ミサで退場のダンスをするホームの子供たち)

その一つに、以下のような話がありました。
初めに来られた5人のシスター方はズールー族の子供たちのための小学校を始めましたが
卵を売りに来た、インド人の貧しい男の子が、自分にも教えてほしいと願ってきて、一人の
シスターが20人の子供たちを集めることができるなら、始めましょうと軽く応対したところ
何と、1週間後には、インド人の子供たちのための小学校、St.Anne‘s Primary schoolができました。そしてこの小学校を卒業した子供たちが、商業の基礎をUMZINTO村に築くだけでなく
医師、法律家、政治家として多方面で活躍していることが披露されました。予断ですが、この卵を売りに
来た少年のひ孫にあたる方々が、今は、私たちの活動をサポートして下さっています。

去年の12月に6人の子供たちを高校へ送り出し、今年は7人の新しい子供たちを迎え
スタートを切りました。高学年の子供たちは低学年の子供たちのお世話をよくしてくれるので
親戚を離れて淋しがる子供はなく、ちょっとほっとしています。園庭で無心に遊ぶ子供たちを
見つめながら、厳しい境遇の中でも、生きる力を持つ子供たちこそ、私たちの希望、未来で
あることを、あらためて確信しています。