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【小学校の校長室から】第16号 平成21年12月16日 副校長 高木義則

県文集入賞者 多数

 11月になって本校の子どもたちが様々な分野で大活躍。スポーツ、絵画・ポスター、俳句等で多くの受賞通知が学校あてに送られてきました。それで、週初めの全校朝礼では毎回表彰が続き、まさに嬉しい悲鳴の状態です。そんな中先日、県文集の審査結果の通知があり、優秀賞が2人、奨励賞が64名というすばらしい結果を得ました。優秀賞は作品が文集に掲載されます。奨励賞は名前と作品の題名が文集に記載されます。
この県文集は、福岡市・北九州市、福岡県のほとんどの学校から学級単位で作品が集まる、極めて規模の大きな作文のコンクールです。現在、福岡県には約780校の小学校があり、1校各学年平均で2学級あるとすると、県下の各学年の学級数は概算で1560学級であると言えます。県文集に作品の掲載される優秀賞は各学年でそれぞれ約100名です。ですから凡そ15学級に1点選考される計算となります。各学校で一人くらいということになります。
また、奨励賞は各学年で1200点程度選ばれます。これは概ね1学級1点弱選ばれるという計算になります。本校は6学級で64点選ばれていますので、各学級で10点以上選ばれていることとなり、本当に素晴らしい結果であると言えます。
 実は、20年ほど前にこの県文集の審査にかかわったことがあります。当時、一人の審査員はみかん箱で二箱分の応募作品をそれぞれ持ち帰りで一次審査をしていました。学級ごとにまとめて送られてきていて、クラス全員分を応

募ているクラスも多くありました。審査員としては、各学級最低1点は選んであげたいという思いで読んでいくのですが、よく指導がされていて、どの作品も落としたくない、全員一次選考で残してあげたいと思う学級と、ほとんど指導の跡が見えず、1点選ぶのに苦労するという学級がありました。また、応募規定が原稿用紙3枚以内となっているのに、10枚を超える作品で応募してきていて、その担任の神経にあきれてしまうこともありました。指導も推敲もなされていない大作を読めというのですから。こんな風に、担任の指導力の差を感じながら期日まで必死に読んでいたことを思い出しました。
 最終審査会は、市街から遠く離れた場所に県下から50名程度の審査員が集められ、土曜・日曜の一泊で行われていました。この審査会が、一度、娘の大きな行事と重なり、日曜日の昼過ぎには帰らなければならなくなったことがありました。徹夜で作文を読み続け、優秀作品を選考し、コメントを必死で書いたことをなつかしく思い出します。ともかく多くの先生方の懸命な努力でこの県文集の選考が行われていることはお伝えしたいと思います。
他のどの教科も同じですが、学習は自分自身で考え気づくことが大切です。担任の折、子ども達に「作文の三の法則」を教えて、自身で推敲させ、それだけで、随分読みやすい作品になったことを覚えています。参考までに、その法則は、 ①原稿用紙一枚には三つの段落をとる。②一文は三行まで。それ以上になったら、句点で文を分ける。③一行に句読点は三つまで。 というものです。ご家庭で指導される際には、ぜひお試しください。
 今回のこの入賞は、本校の先生方の日頃の努力のたまものであると感じています。入賞した作品の題名だけを追うだけでも、指導の跡・努力が見えてきます。読み手に読んでみたいと思わせる、そして、作品の主題とつながっていると思われる題名がたくさんありました。
 学期末を目前とした今、この年末年始には自身の言語感覚を磨くためにも、おおいに読書をしようと決意しています。成長著しい子ども達に負けないためにも。