【小学校-校長室から】自然豊かな学校での学び
教 頭 松本 裕子
「先生、みこころのつどいがありますね。紫陽花を持って来ます」と子どもや保護者の方から声をかけられます。「紫陽花」イコール「みこころのつどい」海星に培われたの暦です。今年の「みこころのつどい」は放送で行われますが、学院のあちらこちらに植えられた紫陽花の花がそれぞれに色をつけて、私たちの目を楽しませてくれます。もうひとつの海星の風物として、虫網・虫かごを持っての登校です。とくに低学年は、休み時間ともなれば虫取りに夢中です。虫かごには、バッタやダンゴムシ、モンシロチョウ。中には空っぽの虫かごを見せながら「先生、バッタをにがしてあげたよ」と笑顔で報告してくれます。
さて、学校の一斉再開から2週間がたちました。はじめは、慣れない「新しい生活様式」でしたが、少しずつ子どもたちも慣れてきました。登下校送迎の際の乗降も保護者の皆さまのご協力のおかげで、スムーズに流れるようになりました。
先週8日の全校朝礼で校長先生から「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」というパウロがローマ人に宛てた手紙のお話をされました。例えのひとつとして、「南門の駐車場で乗降すると、近隣地域のみなさまのご迷惑になり、校長先生は近隣地域の方々にお詫びをしています。どうかみなさんでお約束を守り、地域の方々が安全に安心して暮らせるように協力してください。そうすると、喜びが倍になります」と話されました。朝礼後の子どものみことば作文の中に「私は、お約束を守っていませんでした。校長先生や近隣の方々に悲しい思いをさせてごめんなさい。これからお約束を守ります」と書いている子がいました。「自分さえよければ」から「みんなのために」分かち合う心に変容した姿です。そして、何より素晴らしかったことは、その子が次の日から約束を守り、行動へ移したことです。私たち大人はどうでしょうか。つい「誰も見ていないから」「大変だから」「時間がないから」と身勝手やごまかしをしていませんか。子どもたちは、澄んだ目と素直な心を持って私たち大人を見ています。大人の私たちが子どもの心を曇らせていないでしょうか。
互いに思いをひとつにし、(中略)すべての人の前でよいことを行うよう心がけなさい。ローマ16.16
朗報です。来週22日(月)にカトリック福岡教区長のアベイヤ司教様が本学院を訪問なさいます。福岡教区に外国の司教様が着座されるのは80年ぶりのことです。スペイン人の司教様をお迎えする準備を子どもたちとすすめてまいります。
ガイアの森では、木から伸びたツルにぶら下がり「ターザンごっこ」!? 自然豊かな本校ならではの遊びに笑みが漏れます。
南運動場の畑には、ピーマン・ナス・トマト・落花生が植えられ、もうすぐ1・2年生の生活科で育てるサツマイモも植えられます。秋にはサツマイモが収穫され「焼き芋大会」が催されます。ホクホクとした甘いサツマイモが今年も大きく育つことでしょう。
これらの野菜の苗は毎年、中原採種場さまのご協力で肥料から植える時期まで、ご指導いただいております。一昨年、3年生理科で学ぶ「植物の観察」でも出前授業をしていただきました。小さなの種の中に生命が宿っている授業です。
新型コロナウイルスの感染に伴い、ICT教育が急激に注目され、本校でもオンライン授業やロイロノートなどの活用をしております。これからの時代、ICT機器は必要不可欠なものとなるでしょう。しかし、電磁波の問題や眼の障害なども囁かれています。ICT機器と上手に共存していくためには、緑豊かな自然が必要です。体内に蓄積された電磁波を放電してくれる樹木の効果について聴いたことがあります。森林浴をしたり、樹木に抱きついたり、土に触れたりする体験がよいのだそうです。疲れた眼を癒してくれるのは緑豊かな山(森)です。そう考えると、海星の子どもたちは、知らず知らずのうちに、自然豊かな学校で体が癒されているのですね。
「先生、みこころのつどいがありますね。紫陽花を持って来ます」と子どもや保護者の方から声をかけられます。「紫陽花」イコール「みこころのつどい」海星に培われたの暦です。今年の「みこころのつどい」は放送で行われますが、学院のあちらこちらに植えられた紫陽花の花がそれぞれに色をつけて、私たちの目を楽しませてくれます。もうひとつの海星の風物として、虫網・虫かごを持っての登校です。とくに低学年は、休み時間ともなれば虫取りに夢中です。虫かごには、バッタやダンゴムシ、モンシロチョウ。中には空っぽの虫かごを見せながら「先生、バッタをにがしてあげたよ」と笑顔で報告してくれます。
さて、学校の一斉再開から2週間がたちました。はじめは、慣れない「新しい生活様式」でしたが、少しずつ子どもたちも慣れてきました。登下校送迎の際の乗降も保護者の皆さまのご協力のおかげで、スムーズに流れるようになりました。
先週8日の全校朝礼で校長先生から「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」というパウロがローマ人に宛てた手紙のお話をされました。例えのひとつとして、「南門の駐車場で乗降すると、近隣地域のみなさまのご迷惑になり、校長先生は近隣地域の方々にお詫びをしています。どうかみなさんでお約束を守り、地域の方々が安全に安心して暮らせるように協力してください。そうすると、喜びが倍になります」と話されました。朝礼後の子どものみことば作文の中に「私は、お約束を守っていませんでした。校長先生や近隣の方々に悲しい思いをさせてごめんなさい。これからお約束を守ります」と書いている子がいました。「自分さえよければ」から「みんなのために」分かち合う心に変容した姿です。そして、何より素晴らしかったことは、その子が次の日から約束を守り、行動へ移したことです。私たち大人はどうでしょうか。つい「誰も見ていないから」「大変だから」「時間がないから」と身勝手やごまかしをしていませんか。子どもたちは、澄んだ目と素直な心を持って私たち大人を見ています。大人の私たちが子どもの心を曇らせていないでしょうか。
互いに思いをひとつにし、(中略)すべての人の前でよいことを行うよう心がけなさい。ローマ16.16
朗報です。来週22日(月)にカトリック福岡教区長のアベイヤ司教様が本学院を訪問なさいます。福岡教区に外国の司教様が着座されるのは80年ぶりのことです。スペイン人の司教様をお迎えする準備を子どもたちとすすめてまいります。
ガイアの森では、木から伸びたツルにぶら下がり「ターザンごっこ」!? 自然豊かな本校ならではの遊びに笑みが漏れます。
南運動場の畑には、ピーマン・ナス・トマト・落花生が植えられ、もうすぐ1・2年生の生活科で育てるサツマイモも植えられます。秋にはサツマイモが収穫され「焼き芋大会」が催されます。ホクホクとした甘いサツマイモが今年も大きく育つことでしょう。
これらの野菜の苗は毎年、中原採種場さまのご協力で肥料から植える時期まで、ご指導いただいております。一昨年、3年生理科で学ぶ「植物の観察」でも出前授業をしていただきました。小さなの種の中に生命が宿っている授業です。
新型コロナウイルスの感染に伴い、ICT教育が急激に注目され、本校でもオンライン授業やロイロノートなどの活用をしております。これからの時代、ICT機器は必要不可欠なものとなるでしょう。しかし、電磁波の問題や眼の障害なども囁かれています。ICT機器と上手に共存していくためには、緑豊かな自然が必要です。体内に蓄積された電磁波を放電してくれる樹木の効果について聴いたことがあります。森林浴をしたり、樹木に抱きついたり、土に触れたりする体験がよいのだそうです。疲れた眼を癒してくれるのは緑豊かな山(森)です。そう考えると、海星の子どもたちは、知らず知らずのうちに、自然豊かな学校で体が癒されているのですね。