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【学校長より生徒へのメッセージ】令和元年11月6日  若者の持つ可能性

令和元年11月6日  若者の持つ可能性

 教皇フランシスコは常に「若者の果たす役割に大いに期待する」というメッセージを発信されています。
今年8月,ワシントンのリッチランドの高校に留学した一人の女子高校生が,その学校のシンボルマークがキノコ雲であることに大変驚きました。実は学校だけでなく,町中にそのマークがありました。この町は,第2次世界大でプルトニウム型原子爆弾を開発した町で,住人は,原爆投下によって戦争を終わらせることができたと考え,そのことを誇りに思っているのです。それを聞いて,彼女は二度驚かされたと言います。彼女は,授業の中で,罪なき多くの人の命を奪うことに誇りを感じるものかと問いかけ,「私にとって,キノコ雲は原爆の犠牲者と今の平和を心に刻むものです。」と訴えました。原爆投下側ではなく,投下された側の意見を伝えたかったのです。
 被爆体験者の年齢は90歳をこえており,間もなく体験者がいなくなります。戦争は人間の仕業で,人間の命を奪う「死」そのものです。広島を考えることは,平和についての責任を考えることです。高校生の皆さん,平和の担い手として,手を取り合い,友情と団結のある未来を作りましょう。教皇フランシスコのメッセージに注目し,核なき世界を実現できるよう,それぞれの場所で行動してほしいと思います。