FC2ブログ
  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】当たり前のことの大切さ 教頭 米倉信彦

○ 10月6日(日)令和になって最初の愛校バザーが行われました。子ども達は、この日が来るのをとても楽しみにしていたようです。開始前には、お祭り広場やお化け屋敷、体育館のゲームコーナーにはチケットを握りしめた子ども達の長蛇の列が出来ていました。校長先生の開始のカウントダウンでバザーが開始され、みんな一斉に買い物やゲームをスタート、学院内にたくさんの笑顔があふれました。バザーの中で1年生から4年生は縦割り班に分かれて環境整備係、5年生は正門・南門での受付係、6年生はゲームコーナーでのお手伝いとそれぞれ学年に応じての役割がありました。どの子ども達も一生懸命に自分の担当した仕事を行っており、楽しむばかりではなく、お客様のために働いて喜んでもらうという大切な体験も積むことができました。
また、今回の愛校バザーのために1学期から保護者後援会の役員の皆様をはじめ、保護者の皆様で準備を開始、2学期になると連日のように学校に集まって、準備や製作、話し合いを行ってくださいました。前日(5日)は遅くまで最後の飾り付けを行われているブースもあり、頭の下がる思いでした。お陰さまで大変楽しいバザーを行うことができました。ご参加・ご協力いただきました全ての皆様に感謝申し上げます。 

○ バザーの光景を見ながらひとつのことを思い出していました。今から50年以上前のことです。私が子どもの頃に生まれ育った場所は、日本三景「安芸の宮島」の対岸、廿日市町(現廿日市市)です。家の周りには田んぼや畑が一面に広がり、トンボやホタルがたくさん飛んでいるという自然豊かな土地でした。数軒の家で集落が構成されており、私は弟たちと近所の庭や稲刈りの終わった田んぼの中を走り回って遊んでおりました(現在は開発が進み、昔の面影はほとんどなくなっています)。やがて中学生になった私は、最寄の駅から電車通学をするようになりました。現在の電車・バスのように優先席や譲り合いシートがない時代です。電車の中では、お年寄り・病人・妊婦さんに席を譲ることは当たり前のことでした。周りの大人や学校の上級生が当然のことであると席を譲り合っていました。休日に両親と電車に乗って出かけた時、よく父がお年寄りの方や大きな荷物を持った人に声をかけて席を譲っている姿を見ました。そのようにして、これが当たり前のことなのだということを学んでいったように思います。今でも電車やバスに乗り、どの場所の座席に座ろうとも、後から乗車してこられるお年寄りの方などに座席を譲ろうという気持ちで席に座っている自分がいます。
 今年の夏休み、私は腕に三角巾をしてバスに乗車する機会が数回ありました。その度に周りの乗客の方が親切に通路を開けてくださったり、席を譲ってくださいました。病気やけがで困っている人、立場の弱い人を助けようと考えている人がとても多いことに感激しました。
 ほんの些細なことですが、全ての人が相手の人周りの人のことを、労わろう、もてなしをしようと考えていくと、もっともっと住みやすいよい社会になっていけるのではないでしょうか。
保護者の皆様は、ご自分のお子様にどのような姿を見せて、どんなことを受け継いでもらいたいと思われますか。

○ 10月8日は二十四節気のひとつ「寒露」でした。露が冷たい空気にふれて霜に変わる直前の季節で、本格的な秋の始まりです。夏の暑かった頃と比べて、学習にもしっかりと取り組める季節ですね。朝晩は急に涼しくなってきましたし、インフルエンザも流行り始めています。子どもたちが体調を崩さず、落ち着いて勉強に取り組んでいけますようご協力をお願いいたします。