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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】第7号 平成20年7月8日 校長 入江 純子

朽ちない冠

 7月に入り、30度近い太陽の下、子どもたちは汗の雫を落としながら校庭を駆け回っています。運動靴を履くのももどかしく児童玄関を3段抜かしで駆け下りて行く姿に、友達が待っているのでしょうか、目いっぱい遊びたいのでしょうかと思いながら後ろ姿を目で追いかけます。とにかく、やりたい目標に向かって一目散に突進していきます。
 
 北京オリンピックが8月8日に開催されます。今、代表選手の決定に水泳、陸上など秒以下の単位で記録を競っています。時間との戦いは、自分との戦いです。技術力、体力、気力を調整し、時を合わせて最高の自分に仕上げ競技に臨む選手の顔は、闘志を秘めたすがすがしい表情でテレビの画面に広がります。
 全世界のカトリック教会はこの1年(2008年6月28日~2009年6月29日)を「使徒パウロ生誕2000年」特別聖年として祝います。彼は福音の分け前にともにあずかる者となるためにすべての人に対してすべてとなって人生を駆け抜けました。「競技場で皆走ることは走っても賞を得るのはただ一人です。だから、あなた方も賞を手に入れるように走りなさい。ところで、すべて競技者はなにごとにも節制します。彼らは朽ちる冠を得ようとしてそうするのですが、わたしたちは朽ちない冠を得ようとしてそうするのです」(1コリント9)
 いつの日かグランドめがけて突進する子どもたちが“朽ちない冠”に向かって凛として邁進することを願っています。
   大胆に 身を投ぐるとき 青春は かたちとなりて
   草の上を飛ぶ   
                  小 野 茂 樹