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【小学校の校長室から】だますより だまされる人に 教頭 米倉信彦

〇 6月中旬になり、いよいよ梅雨の時期に入りました。近年は雨が降る場合、短時間に大量の雨を降らすことが多くなってきているようです。昨年は6月下旬から7月にかけてたくさんの雨が降り、多くの地域で河川の氾濫や水害となりました。平成29年には、九州北部豪雨で甚大な被害をもたらしたことは記憶に新しいですね。朝倉市などは被害の爪あとが生々しく残っているところが未だにあります。今年は大きな災害が起きないことを願うばかりです。

○ さて、今年も各学年の水泳学習が行われました。(5,6年生は14日が最終日)3日間という短期間での指導ではありますが、それぞれの子どもの能力に合わせて目標を決め、それに向けてしっかりと泳いでいました。最終日には着衣泳が行われ、服を着たまま水の中に入るという体験も行っています。この着衣泳体験を通して、もしもの時にどのようにしたらよいか、落ち着いて行動することの大切さなどを学んで欲しいと思います。

○ 先日のテレビで、久しぶりに心温まるニュースを見ました。話は以下のようなことです。      (コラム参照)

 4月24日、モノレールの那覇空港駅でのこと、伯父さんの葬儀出席のために与那国島に帰省する高校生の崎元さんが財布を落として、チケットが買えずに困っていました。そこに居合わせた埼玉県の医師猪野屋さんが事情を聴き、見ず知らずにもかかわらず、高校生の彼に失くした6万円を貸してくれたということです。崎元さんは、無事伯父さんの葬儀に出席することができましたが、お金を借りた時は気が動転しており、名前を聞くことも忘れていたそうです。その後、家に帰った崎元さんは地元の新聞でお金を貸していただいた方を探し、埼玉に帰っていた猪野屋さんが名乗り出てくれたというお話です。お金を貸した猪野屋さんは、周りの人から「騙されたんだよ。お前は人を見る目がないね。」と散々言われていたそうです。人をだますのは当たり前、人を裏切るなんてへっちゃらという時代、人を信じてはだめと言われている中、これを否定する何とすばらしい出来事だったことでしょう。また、与那国から崎元さんが戻ると、落としていた財布がモノレールの乗車駅で見つかり、中の現金6万円もそのまま手元に戻って来たということです。私はこのニュースを見て、猪野屋さんのように6万円もポンと貸せるほどお金は持ってませんが、自分は自分の名前のように人を信じて、騙される人になりたいと思いました。