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【小学校の校長室から】笑顔の大切さ 力を伸ばすために 教頭 米倉 信彦

○5月中旬になり、急に暑くなってきました。13日から衣替え移行期間がスタートし、夏服で登校する子ども達の姿を見ると、夏が近づいて来たなと感じます。
さて、今回のゴールデンウィークは、新元号がスタートすることもあり、10日間という大変長い休みとなりました。皆様は、どんな連休を過ごされましたでしょうか。きっとお子様と有意義な連休をお過ごしになられたことでしょう。さあ、連休も終わりました。新元号『令和』のスタートとともに、学校生活も本格的にスタートいたします。それぞれの目標に向かってしっかりと生活していきましょう。

○10年程前の話です。ある会社の朝礼で、一人の社員が黒板に『いいことが起きたら、笑顔になるのではない。笑顔だからいいことが起きる。』という言葉を黒板に書いて、スピーチを行ったそうです。この話を社長をはじめ社員の方たちも大いに気に入ったそうです。その後、この言葉はその会社のモットーとなり、社内いたるところに標語として張り出され、各自の名刺にも記載されるようになりました。毎日みんなが笑顔を心がけると、社内の雰囲気も明るくなり、お客さまも増え、会社の業績もぐんぐん上がってきたのです。
さて、笑顔だとこのようにいいことが起きるのはなぜなのでしょうか。

1.笑顔だと相手を大切に思う気持ちをしっかり伝えることができる。

2.笑顔で接してもらった人には、喜びが生まれる。

3.お互いの人間関係がよくなる。

4.笑顔は、人の表情も周りの雰囲気も明るくすることができる。等があげられそうですね。

その結果、この会社は活気づき、お客さまは喜び、業績が上がっていったのでしょう。よく「笑う門には福来る」と言われますが、ホントですね。
 この笑顔は、子育てや教育にも大きな効果を発揮します。イソップ童話にある「北風と太陽」の話を思い出してください。旅人のコートを脱がすために、北風は力任せにビュービューと強い風を吹きつけ、コートをはぎ取ろうとします。一方、太陽はにこやかに暖かい光を旅人に与え続けます。さて、どちらが成功したかはご存知の通りです。
 親がガミガミ怒ってばかりいる子どもは、反発心を持ち、拒否するか、従ってもいやいやながらでしょう。その結果、子どもの自主性はいつまでたっても育たない、アクティブな子どもは育たないものです。反対に、ニコニコしながらの子育ては、太陽のやり方と同じです。時間はかかりますが、子どもは笑顔に見守られ、理解され、励まされ、自主性を持って行動していけるようになるのです。
 私事にはなりますが、私の息子は幼稚園の年長から器械体操を習い始めました。小学生になると、試合にも出るようになりましたが、私も器械体操をずっと習っていた関係で、息子の試合に応援に行きますと、今の演技はどこが失敗だったのか、よく分かりました。時には観客席で応援しながら、息子の失敗にズッコケたこともありました。
 しかし、私は満面の笑みをうかべ、「今日はサークル(鞍馬の技の名前)の動きがとてもスムーズだったよ。よく頑張ったね。」としっかり褒めることだけを続けてきました。自分がどんなに残念に思っていても、失敗したところについては注意しないようにしていました。親がダメ押ししなくとも、失敗して一番残念に思っているのは、本人なのですから。
現在でも、私よりずっと上手くなっている息子に「今日のロペス(跳馬の技の名前)は、余裕を持った着地ができたね。すごい!」などと満面の笑みで褒めています。