【卒業生近況】平成30年10月24日(講堂朝礼)「この子らを世の光に」
平成30年10月24日(講堂朝礼)「この子らを世の光に」
個人の利益を優先するのではなく,全体の喜びを自らの喜びとすることができるように,マザー・テレサの祈りはあります。「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」と語ったのは,クリスチャンであり,京都大学文学部哲学科を卒業後,知的障がい児教育に生涯を捧げた糸賀一雄先生です。私たち海星の教育目標も「あなたがたは世の光である」です。本当に一人ひとりが光り輝ける社会であるか,時々立ち止まり,振り返って点検してみる必要があるでしょう。
さて,私たちがエスカレーターに乗るとき,福岡では左側に立って乗るのが,暗黙のマナーとなっています。ところが,左手に障がいを持つ方にとっては,右側に立つほうが安全であることもあります。本来,エスカレーターは転倒防止のため,歩かずに手すりを持って乗るのがルールです。しかし,片側を開けていないと睨まれたり,注意を受けたりすることもあり,やむを得ず左側に立って乗ると肩身の狭い思いをしてしまうというのが今の社会の現状です。
果たして,障がいのある無しにかかわらず,私たち一人ひとりが本当に輝ける社会になっているのでしょうか。そのような社会でないとしたら一人ひとりはどのように行動すればよいのでしょうか。みなさんは右側に立つ勇気がありますか?
個人の利益を優先するのではなく,全体の喜びを自らの喜びとすることができるように,マザー・テレサの祈りはあります。「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」と語ったのは,クリスチャンであり,京都大学文学部哲学科を卒業後,知的障がい児教育に生涯を捧げた糸賀一雄先生です。私たち海星の教育目標も「あなたがたは世の光である」です。本当に一人ひとりが光り輝ける社会であるか,時々立ち止まり,振り返って点検してみる必要があるでしょう。
さて,私たちがエスカレーターに乗るとき,福岡では左側に立って乗るのが,暗黙のマナーとなっています。ところが,左手に障がいを持つ方にとっては,右側に立つほうが安全であることもあります。本来,エスカレーターは転倒防止のため,歩かずに手すりを持って乗るのがルールです。しかし,片側を開けていないと睨まれたり,注意を受けたりすることもあり,やむを得ず左側に立って乗ると肩身の狭い思いをしてしまうというのが今の社会の現状です。
果たして,障がいのある無しにかかわらず,私たち一人ひとりが本当に輝ける社会になっているのでしょうか。そのような社会でないとしたら一人ひとりはどのように行動すればよいのでしょうか。みなさんは右側に立つ勇気がありますか?