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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】ローマ教皇来日の期待 校長 山田 耕司

○ 私の配偶者の一族は長崎県外海の黒崎村の出身です。今年世界遺産に登録された潜伏キリシタンの里です。江戸時代外海は大村藩の辺境の貧困地でした。芋と雑穀の栽培と鰯漁で生計を立てていました。
 18世紀末、大村藩と五島藩の取り決めで外海から五島へ潜伏キリシタン家族が渡りました。その数約3千人と言われます。信仰への迫害の減少と生活向上を夢見ての移住でした。
 しかし、五島藩から与えられた土地は仏教徒の暮らす既存の集落からは遠い、表土の薄い荒涼地でした。それでも彼らは希望を持って一鍬一鍬開墾を進めました。

○ 五島には小さな教会が点在します。明治初頭のキリシタン弾圧が解けた後、信仰の自由の喜びを表すために、生活の中心である教会が、外国人宣教師の指導の下、信徒の手によって次々に建てられました。

○ 前田枢機卿の出身地、上五島中通島の仲知(ちゅうち)もその一つです。
 
 「相手を大切にすれば、争いは起こらないはず」

と枢機卿は信じ、使命を遂行されます。この教えはそのまま私達福岡海星の教育の精神、めざす子どもの姿でもあります。
 子どもたちが学ぶ教室の前面にイエスのみ言葉が掲げてあります。

  「わたしがあなたたちを愛したように、あなたたちも互いに愛し合いなさい」
                                                    (ヨハネ13章34節)

小学生に受け止めやすいように「愛」を「大切」と置き換えて教え、考えさせています。6年間かけて醸成したい人としての生き方です。6年生の「修学旅行」とその成果である2月の「学芸会」の宗教劇の創作で表現する子どもたちに、期待をしています。

○ 本学院の守護の聖人フランシスコと同じ教皇名を選ばれたフランシスコ教皇の来日に、期待をしています。「世界に平和が訪れる」ために、教皇から子どもたちにもメッセージが与えられます。