福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【学校情報】2A 生徒 留学報告 (ニュージーランド)

月日の流れは早く、ニュージーランドに来て9ヶ月半、帰国まで50日をきろうとしています。
半年前までは自分の英語力の無さや言葉が通じずになかなかコミュニケーションが取れないことに悩んでいて、唯一の楽しみが帰国の日のことを想像することでした。しかし、今では悩んでいたことが遠い昔のことに感じるくらい毎日が楽しく、帰国のことを考えるだけで涙が出そうになります。

今回は私に沢山のことを経験させてくれ、帰国したくないと思えるくらい素晴らしい思い出を与えてくれる、私の大切な人たちと過ごした思い出の中から何個か留学報告として紹介します。

私はファザー、マザー、おばあちゃん、2人のホストシスターとホストブラザー、一匹の犬の6人と一匹で暮らしています。私のホストはみんなアクティブでほぼ毎日ジムに行きます。先日はファザーとマザーのジムの大会の応援に行きました。ファザーはどんどん勝ち進み、オーストラリアの大会への進出が決まりました。シスターとブラザーは新体操やサッカー、ラグビー、ネットボールなどの習い事をしていて本当に元気です。
9月の休日にはマザー達と隣町まで自転車で出かけました。
いとこがきた際は一緒にケーキを作ることになり、グループに分かれてどちらのケーキの方が美味しいかを競い合いました。ブラザー達のグループは青の着色料をかけていて、見た目は不味そうだったにもかかわらず、味は美味しく、私たちの作ったケーキは負けました。
9月中旬にブラザーの誕生日があった際は、サプライズでバースデーケーキを作ってあげました。いとこが口を滑らせてサプライズにはなりませんでしたが、想像以上に喜んでくれて嬉しかったです。
日本では6月に父の日ですが、ニュージーランドでは9月でした。自分の父にでさえ祝ったことがなかったので父の日のプレゼントを考えるのは大変でした。

▽ホストとサイクリングに行った時の写真
1

▽ホストシスターとそのいとことケーキを作った時の写真
2_20171016093536a3c.jpg

▽ホストブラザーの誕生日に私が手作りしたチーズベリーケーキの写真
3_2017101609353714f.jpg

留学してすぐは友達ができるか心配だったし、喋りかけてくれても聞き取れないし、どのように返したら良いか分からず、何をするにも誰かに頼らないと何もできない自分にいつも悔しい思いをしていました。その頃は自分が友達と不自由なく過ごすことなんて想像できませんでした。しかし、周りの友達が私を尊重し、根気強く私を支えてくれたため、自分ももっと努力して早くみんなと話せるようになりたいというモチベーションになりました。今では友達とショッピングに行ったり、お泊まり会をしたりしていますが、周りの人たちに恵まれているおかげだなと思います。移動教室の時にお喋りしたり、授業中に分からないところを教えあったり、休日に出かけたりなど、日本にいた時は当たり前だったことが案外難しくて、すごいことなんだなと思いました。まだまだ、文法も単語も未熟ですが、そんな私にみんなが、「頑張って話すことが大切」と励ましてくれるため、有り難いです。
先月友達とニュージーランドオーケストラの演奏を聴きに行く機会がありました。ニュージーランドに来て沢山芸術や文化について触れることができて楽しいです。公演後は指揮者兼ピアニストの方の楽屋に訪問させていただき、少しですがお話を聞かせていただきました。沢山の人と関わることで自分の価値観や考え方が広がりとても勉強になりました。一緒に行った友達はフルートやピアノ、サックスなどを習っているため沢山質問していて、いろんなことを教えてもらっていました。

▽演奏前のステージの写真
4_201710160935390cf.jpg

▽友達とニュージーランドオーケストラの演奏を聴きに行った時の写真
5_20171016093540c7f.jpg

9月はニュージーランドでは春で、家の周りには沢山の花が咲いています。花粉も少し飛んでいるようですが日本より過ごしやすいです。家の前の道路には桜並木が植えられていて、まるで日本にいるかのような風景を見ることができます。毎年この時期になると私の住んでいる街ではブロッサムフェスティバルがあり、世界中の伝統衣装や歌、ダンスなどを披露するパレードがあります。パレードの最後には泡を撒き散らすトラックが通り、通りが泡だらけになります。大人も子供もみんなビチョビチョの泡だらけになり、春の訪れを祝います。今年の春は比較的気温が低く、この日一日中ビチョビチョの状態で居たため、次の日風邪を引きました。

▽ブロッサムフェスティバルの時の写真
6_201710160935413cd.jpg

9月下旬から10月上旬の約2週間のホリデー最後の思い出は友達と夜映画に行ったことです。私の住んでる街にはシネマが一個しかないのですが、上映回数も少なく、この日は夜の8時過ぎの一回だけの上映でした。Victoria and Abdulというインド人と英国の女王の友情物語の内容の映画を見ました。映画の内容よりも、自分がだいたいのストーリーを理解することができたことに感動しました。シネマの中は日本とさほど変わりませんが、日本では座る席は指定されていますが、私の行ったシネマは指定されておらず、自分の好きな席に座ることができました。友達に尋ねたところ、席を指定されているシネマもあるらしいですが、人が少ないため、だいたい好きな場所に座る人が多いと教えてくれました。映画を見ながら食べるものは、日本ではポップコーンが一般的ですが、私の行ったシネマにはグラスワインやプレートにのった食事など普通のレストランなどで食べることの出来る食事をすることができます。とても驚きました。

▽友達と映画を見に行った時の写真
7_20171016093543043.jpg

留学に来て半年を過ぎるまでは正直嫌なことや辛いこと、悲しいことがほとんどでした。でも、沢山悩んで嫌になることがあっても、今こうして楽しめているのはホストファミリーや友達がどんなときも一緒にいてくれたお陰であり、学校の先生やコーディネーターの方々が相談にのったり支えてくれたからだと思います。そして、日本にいる家族や友達、先生方が温かく見守って、私に帰る場所を作っていてくださるおかげで安心して留学を充実したものにできています。悩んでいた時は本当に苦しくて、自分がひとりぼっちかのように感じる毎日が続き、「自分の留学生活が大嫌いだ。」「こんな出来事早く忘れたい。」と思っていましたが、今ではあの時に沢山悩んで、今までの人生の中のどん底に落ちるまで苦しんだからこそ、今こうして楽しめていて、いろんなことに対して感謝の気持ちを持つことができたと思います。
英語を話すことに対してためらっていたこと、自分や自分の留学のことを大嫌いと思っていたこと、夜中に誰にもバレないように泣いたこと、そんな自分を変えたくてボランティアや部活を始めたこと、苦しかったことも辛かったことも、嬉しかったことも楽しかったことも全てまとめて、今では大好きな思い出です。ニュージーランドを留学先に選び、沢山の方々のサポートの下、留学するという夢を叶えられたこと、本当に良かったと思います。留学が終わったらまた次の目標や夢に向かって努力し、叶えていきます。ニュージーランドの地で学んだことは私を強くし、新しい世界を与えてくれました。