福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】ファミリースポーツデー 校長 山田耕司

○ 本校では「運動会」を「ファミリースポーツデー」(略称FSD)と呼称します。
「一体いつごろからこのように呼んでいたのでしょう」の問いに答えるために、学校文集「ひかり」の創刊号~4号と5号(創立10周年記念誌)及び10号(創立15周年記念誌)を読んでみました。「ひかり」は現在は発展し保護者、卒業生も参加する校友会誌となっております。

○ 50年前(昭和43年4月)学校が開校しました時は、1年生のみで23名(男子13名女子11名)でした。小学校の運動会はまだなく、中高等学校の「体育祭」に参加しました。昭和46年4年生が最上級生になった時には、小学生鼓笛隊が誕生し体育祭を彩りました。
 開校5年目(昭和47年5月)初めて小学生だけの運動会が始まりました。長住小学校から大綱を借りて綱引きをしました。この春の運動会はスポーツデーとして球技大会(ドッヂボール・ソフトボール)の形式でした。マラソン大会もこの年に始まりました。また、「剣道」が正課として取り入れられました。
 開校8年目(昭和50年)秋、児童数も150名を越えましたので、保護者や卒業生も参加する第1回「ファミリースポーツデー」が開かれました。以後運動会はFSDと呼称されています。

○ 低学年の徒競走は直線を走ります。1年生は30m、2年生は40mです。オリンピック陸上の花形は100m走です。全筋肉を総動員しての走りに観客は吸い込まれ感動します。1年生にとりまして、まっすぐ走ることは至難の業です。大人の私でもまっすぐ歩くことさえままなりません。加えて速く走りたいのです。腕を振って太ももを大きく上げて走りたいのです。その時のなんと真剣な眼差し。桐生選手がとうとう10秒を切り9秒98を出しました。山縣選手も10秒00を出しました。
 日本チームは「100m×4」が得意です。リオのオリンピックで銀メダル、でロンドンの世界陸上でも銅メダルを獲得しました。絶妙のバトンタッチが日本のお家芸と言われます。
 海星の子どもたちの走りは、今年は一段と見事でした。バトンゾーンの使い方やバトンタッチの呼吸にも工夫と練習の跡がよく見えました。

○ 5・6年生演技「グループアクション2017」(集団行動)は、3年前「組み体操」の安全性が全国的に考慮され、文科省や教育委員会から運動会の種目として改善の示唆された事を受けて「組み体操」に替えて導入したものです。本校では3年目になります。
 「集団行動」の素晴らしさは、テレビ放映の日本体育大学「集団行動」でご存知の方も多いと思います。「集団行動」には、基本的な行動様式があります。 ①姿勢3種 ②方向転換3種 ③集合・整頓・番号・解散7種 ④列の増減4種 ⑤開列(両手・片手間隔に開け) ⑥行進5種 ⑦足踏み3種 ⑧礼です。
 これを組み合わせて演技を構成します。小学校レベルでアレンジをしての今回の公開でした。限られて時間の中で練習を集中的に重ねた結果、当日の皆様の大きな拍手でした。

○ 最後の演技は恒例の「海星音頭」です。当時の先生方の創作で、昭和59年度から踊り継がれております。音曲が古くなりましたので平成27年に老司公民館民謡教室のご協力を得てリニューアルしました。
「海星音頭」の輪は、はち切れんばかりの参加者で、開校50周年にふさわしいものとなりました。ありがとうございました。
親子3代でFSDをお楽しみいただく姿に、さらに発展する海星の姿を見させて頂きました。