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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】人のいのちを支える人たち 校長 山田 耕司

○ 暑い暑い本当にあつい夏休みでした。気象台の予報ですと、この暑さは10月まで続きそうです。数多くの夏の出来事がありました。
 リオデジャネイロ・オリンピックがありました。日本ティームの応援に声を枯らした人もいます。東京都知事選挙がありました。日本も遅ればせながら、女性のキャピタルリーダーが誕生しました。民主主義が一歩前進しました。
 世界の先進国で最も安全な国と評されていた日本で、予想だにしない陰惨な事件が起こりました。それは、障がいを持って生きる人たちがその存在を否定される事件でした。

○ 私たち福岡海星小学校に3年毎に、クリスマスの音楽活動に訪れていただくJOYクラブ・ミュージック・アンサンブルを覚えていますか。そのピュアで楽しい演奏に子どもたちは、「本当のクリスマスをありがとう」と、大喜びです。
 JOYクラブは、7月29日、福岡県飯塚市のコスモスコモンホールで自主公演を行いました。丁度世間が神奈川県で起きた事件に関心を高めている時期でした。公演は、メンバーと支援者の懸命の努力で成功を収めました。翌30日は休日で31日に次のようなメールが、施設長のKさんから保護者に配信されました。

○ 利用者の皆様 保護者の皆様
 先日の飯塚公演におきましては、暑い中にも関わらず、広報、営業やコンサートのボランティアなど、ご協力いただきまして誠にありがとうございました。残念ながら580席のホールを満席にすることはできませんでしたが、工賃を生み出すことのできるチケット数を売り上げ、又、当日も10万円以上の物販売り上げと2万円以上の熊本地震義援金を集めることができました。これもひとえに、ご協力いただいております保護者の皆様のお陰と心からお礼申し上げます。
 先日、神奈川県相模原市で、悲しい事件が起こりました。今回の飯塚公演には、不安の中でのご来場者もいらしたかと思います。
 そんな中、堂々と胸を張ってステージや物販に立つメンバーの姿は、どれほど勇気あるメッセージとなったことでしょうか。全国手をつなぐ育成会連合会が、出したメッセージに、「もし誰かが『障がい者はいなくなればいい』なんて言っても、私たち家族は、全力で皆さんを守ります。ですから、安心して、堂々と生きてください。」と、ありました。
 ご家族だけではなく、私共職員も同じ気持ちでおりますことを、どうぞ心の隅に覚えておいてください。私たちは、音楽やアートを仕事としていますが、その活動は、工賃を稼ぐと言うことだけが目的ではありません。街に出かけて行き、自分が強みとしている音楽やアートで社会とつながり、その中で、メンバー自身が、障がい者理解の輪を広げております。このようなメンバーと共に仕事ができますことに、誇らしさと感謝の気持ちを感じております。いつも本当にありがとうございます。

○ 私たちの海星はカトリックの学校です。子どもたちに「イエス様のことを知る」人「イエス様のことを伝える」人に成長してほしいと願い、教育活動を進めています。イエス様は「いつくしみの心」「人(特に弱い立場に置かれた人)を思う心」の大切さを教えてくださいました。
 私は、JOYクラブのメンバー・職員・支える人の近くにおります。この方々に学び、本校の教育にそれを生かし進めております。
 さあ新しい2学期の始まりです。イエス様に導かれて楽しい学校生活を始めましょう。