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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】子ども達の夢・願い 副校長 野口美智子

 
 7月になって、今年はマリアロビーに七夕の笹飾りを飾りました。はじめは、4年生が英語の時間に、夢や願いを英語で書いた短冊をつるしていたのですが、全校の子ども達にも、日本語でいいので夢や願いを書いてもらおうと短冊を準備したところ、たくさんの子ども達が、本当に楽しそうに短冊を書き、笹につるしていました。
 「宇宙飛行士になれますように」「お医者さんになれますように」「テニスの選手になれますように」「野球選手になれますように」「作家になれますように」「ピアノの先生になれますように」など、一番多かったのは、子ども達の将来の夢です。
宇宙飛行士になりたい子が何人かいたのは、ちょうど7月7日(木)、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、国際宇宙ステー
ション(ISS)に向けて飛び立った日本人宇宙飛行士 大西 卓哉 さんの影響もあったのでしょうか。
10~20年後に、日本の労働人口の約49%の仕事が人工知能やロボットで代替可能になるといわれています(野村総合研究所の推計)。子ども達が実際に社会に出て働くころ、どのよう職業があるのでしょうか。ちょっと気になりました。
 次に多かったのは、「○○大学にいきたい」「友達と一緒に△△高等学校に行きたい」など、進学したい学校名を挙げている短冊、「ピアノコンクールに優勝したい」「海星100冊を達成したい」「月例テストを頑張りたい」「漢字ドリル・計算ドリルを終わらせたい」など、目の前の目標達成に向けての願いの短冊でした。
 4年生が英語の学習で書いたこともあるのでしょうが、「PEACE」「SMILE」「LOVE」などの文字も目につきました。 また、7月6日(水)に、中国・韓国から合わせて53人の訪問団を受け入れ、全校の子ども達と交流したからでしょうか、「日中韓が仲良くできますように」という短冊もありました。
 家族のこと、友達のこと、みんなの健康を願ったり、仲良くできることを願ったり、弟や妹の誕生を待ち望んでいたり、書いた子の顔を思い浮かべると思わずほほえましくなるような願い事もありました。

 「七夕の 夢はかなうよ がんばれば」

2年生の子どもの俳句です。一人ひとりの子どもの夢・願いが叶うように、学校としてどのようなことができるのか、もう一度しっかりと考えてみたいと思います。

 さて、初等教育資料6月号の巻頭言で、千葉敬愛短期大学長 明石 要一 氏が、「幼児期や小学校の頃にはどのような体験があったらよいとお考えですか」と問われ、「自然体験をすることが大切だと思います」と答えています。そして、自然体験の3つのよさとして次のことを挙げています
  ○本物という生の体験ができること。今の子ども達は疑似体験が多いので感動が薄い。
  ○日常生活では体験できない、想定外のことを体験できること。
  ○自然体験は、漢方薬のようにじわじわと効いてくるもの。何回も繰り返して初めて効果が出てくる。
自然体験は、「どうしてかな」「なぜ」をじかに感じることができ、子どもの「知的好奇心」を育みます。
「森のある小学校」海星小学校にとって、心強い言葉です。海星小学校の子ども達は、学校の中でたくさんの自然体験をしています。6月には、最近はとても数が少なくなってきているといわれるタマムシを見つけた子どももいました。国宝「タマムシの厨子」の飾りとして、タマムシの羽が使われていることで有名ですが、光沢のある緑色と胸部と上翅にある一対の赤い帯の対比の美しさは、息をのむくらいでした。少しでも増えることを願い、写真だけ撮って、子ども達と草むらに返しましたが、きっと子ども達の心に残ったことでしょう。

 いよいよ、38日間の夏休みです。子ども達の夢や願いの実現に向けて、夏休みでなければできないことは何か、親子でしっかり話し合って、ご家族みなさんでより充実した夏休みをお過ごしください。
8月27日(土)始業式で、少し成長した子ども達の笑顔に会えることを楽しみにしています。

7月13日(水)、アシジハウス(アクティブ・ラーニングホール)の竣工祝福式が、カトリック福岡教区の教区長 ドミニコ 宮原 良治 司教様の司式により、厳かに行われました。海星女子学院高等学校の生徒、附属小学校の児童、マリア幼稚園の園児、教職員のそれぞれの代表、設計者、建築家、ステンドグラスの制作者など、たくさんの人が参加しました。小学校は6年生が代表でした。1~5年生は、次の日から早速見学に行き、ステンドグラスの美しさに感動していました。