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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】Active Learning Hallを建てます 校長 山田 耕司

○公立小学校より一足早い2学期のスタートです。残暑は厳しいのですが、校舎は空調完備です。汗をいっぱい流して、ガイアの森や運動場を駆け回ることは、小学生の成長に欠かせません。夏休みは如何お過ごしになられましたか。
 私は、ロンドンから一時帰国しました次男家族と貴重な夏を過ごしました。孫娘が現地のカトリック小学校の1年生(6歳で9月からは2年生)ですから、両国の教育が話題となります。一言でいえば、Teachingの日本とLearningのイギリスでしょうか。
話は、現在、日本の文部科学省が小学校から大学まで行いたいと、声高に唱えておりますActive Learningに関心が移りました。

○英国の小学校や中等学校(日本の中学・高校)ではActive Learningは当たり前のことです。例えば歴史では、年号を丸暗記することよりも、その事象とその背景を追究することを学習とします。この場合自分で課題を設定して追究します。暗記力よりも思考力・判断力を求めます。中等学校入試や大学入試の在り様が、欧米と東アジアでは根本的に異なりますから、学校での授業にも家庭での学習にも大きな影響を与えます。
 少なくとも、日本の小学校では、社会科の地域学習や生活科・総合的な学習で、子どもが「問い」を持つことを大切にし、学校独自のカリキュラムを作り、このActive Learningを行ってきました。
 本校ではそれに加えまして、「聴き合い活動」「ポートフォリオによる評価」「プログラム学習」を取り入れ、更に先を見る学習を進めております。本学院のマリア幼稚園や多くのカトリック幼稚園で行われているモンテッソーリ教育もこのActive Learningと同じ理念で、子どもにリアルな経験をさせ、学ぶ意欲を喚起させようとします。

○学院では、幼稚園から高等学校まで全員に、この教育の良さをもっと体験するために、Active Learning Hallを新しく建設することにしました。場所は、高校本館の右側、ルルドの真向かいになります。木の香り豊かな木造平屋建築です。高校に隣接しますが、学院共用施設としての機能ももちます。
 200人を収容するホールに、学院の歴史を紹介展示するメモリアル・スペースや開架型図書コーナーも設けられます。このコーナーは、ステンドグラスのテーマ図柄や展示デザインを、前校長シスター入江先生に監修していただきます。
 基本設計・地質調査も終わり秋になりますと、いよいよ建設を開始します。来年1学期完成予定です。

○6年生の修学旅行では、小学校生活の集大成・宗教「聖書」の学びのゴールとしまして、日本のキリスト教のはじまりと本校のルーツを訪ねる旅を経験します。キリスト教伝来と西欧文化の発祥、最初の西洋式学校と遣欧少年使節、キリシタンの潜伏と復活の歴史。そして、その流れの中でキリスト教の再宣教と本校のルーツ。長崎外海町⇒長崎市浦上⇒西坂⇒大浦⇒島原市⇒雲仙市⇒南島原市⇒熊本市島崎を、自分の「問い」を追究しながら歩みます。Active LearningHallのメモリアル・スペースには、この関連資料も展示されます。

○小学校では、社会科・総合的な学習・宗教の時間・英語活動・「おはなしや」、保護者後援会行事などに活用できそうです。
 本校は、平成29年10月に「九州地区私立小学校(14校加盟)教員研修会」の会場校になります。保護者後援会やOB会のご協力を得て、授業をはじめ本校の教育活動のすべてを公開いたします。このホールは、発表会場として使用予定です。着実に進む本学園の歩みにご期待ください。