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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】祈りとともに歩む  校長 山田 耕司

祈りとともに歩む


○ 朝、マリアロビーのマリアさまの前で、「マリアさま、今日も一日、本校に通うこどもたちの上に、神さまの豊かなお恵みがありますように、お取次ぎください」と、祈ります。私が祈りを終え振り返りますと、そこには、大勢のこどもたちが小さな手を合わせ、頭を垂れている姿に出会います。なんと素敵な光景でしょう。
○ カトリックでは、祈りの始めに十字架を切ります。「父と子と聖霊のみ名によってアーメン」
これは、キリストが自ら十字架に架かることよって私たちを救いました。また三位一体の神、神の愛を表します。感謝のこころをこめて十字架を切ります。しかし、小学生に説明することは難しいので、私は「神さまの声を聴いて、頭で考えたこと(頭への印)、こころで思ったこと(胸への印)が、実行できますように(両肩への印)の意味ですよ」と、答えることにしています。
私の言葉を聞いて実行する者は皆、岩の上に家を建てた賢い人にたとえられる。
雨が降り、大水となり、風が吹いて、その家を襲ったが、倒れなかった。その家は岩の上に土台を据えていたからである。(マタイ7章24-25節)

○ 私は、人が家庭や社会で生活をするときの基本は、「感謝」と「赦し」だと教わりました。「ありがとう」と「ごめんなさい」です。しかし、「ありがとう」と言える幸せが連続しますと「当たり前」になってしまいます。「当たり前」の日常は、誤りますと他の人への「不満」に変わります。時々、人の眼だけでなく「神さまの眼」で見ることよって、「ごめんなさい」「ありがとう」が復活してきます。カトリックは「啓示の宗教」と言われます。神さまが愛する者に教えてくださった「あなたを愛しているからこそ、あなたにこの教えを伝えます」と。
わたしは、先生方へこんな教師をめざしてくださいと、いろいろな場や時にお願いしています。
「こどもを愛してください」
「こどもの幸せが私(教師)の幸せであるよう」と。
皆で歩んでいきましょう。皆の後ろを歩む遅れそうな人を助け、神さまの群れに従って歩みましょう。

○ 「グローバル」という言葉をしばしば耳にします。グローバル化時代、グローバル社会。文部科学省もこの社会状況の中で日本の教育が展開されることに臨みます。英語教育・留学制度の革新・留学生の受け入れ・ICT教育の進展など。その背景には国際競争に打ち勝つ日本とその人材の育成があるようです。
 一方、教皇フランシスコは、次のようなメッセージと「祈り」をカトリック学校に届けられました。「貧しい人や病に苦しむ人など社会の端に追いやられた弱い人への『無関心のグローバル化』が進むことを阻止しましょう。教育、就業、医療サービスを受ける機会が、すべての人に保証されますことを求めましょう」
 また、アシッジの聖フランシスコは、自らの体験から「財を持てば、財を護るために武器を持つようになる」と、托鉢修道士の生涯を送りました。その精神はフランシスコ修道会として今日も続いております。私たち福岡海星小学校の設立母体は、この修道会の一員です。本校は、「グローバル」をこれら双方から捉え、小学校教育段階での具現化を進めます。

○ 「広島市の被災地でぬかるみの道にせっせと石を敷き詰める女子高校生たちをニュースで見ました。土砂に埋もれた友人が一日でも早く救出されますように、重機が入れますようにと、祈りながら励んでいます。私は、その生徒の澄んだ瞳に神さまの眼を見ました。」「私たちが喜ぶとき、私たちが心を痛めるとき、その側にはいつも神さまがイエスさまがいらっしゃいます。」「皆さんも悲しいとき、悩みがあるとき、喜ぶときがあるでしょう。そんな時は、先生方にもお話してくださいね。皆さんでみんなが楽しいな~と思える2学期にしましょうね。期待しています。」
始業式の校長の話です。