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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】平成25年5月15日 副校長 野口 美智子

「五月晴れのもとで」 

 5月13日(月)は、今年初めて気温が30度を超える真夏日になった所も多く、強い日差しにあわてて夏服を出された方もあったのではないでしょうか。 海星小学校では、5月13日(月)〰5月31日(金)を衣替えの移行期間として、冬服・夏服どちらを着用してもよい期間としています。登下校の様子を見ていると、白い夏帽子が初夏の緑に映えて、子ども達の表情がさらに生き生きと見えるようです。暑さのせいもあるのでしょうか、昨年より夏服への変わり方が早いような気がします。健康への影響が懸念されるPM2.5については、今までもマリアロビーのパソコンで子ども達が福岡市の予測情報を見ることができるようにし、結果を掲示していました。19日(日)のファミリースポーツデーに向けて、屋外での練習も増えることから、今後さらに予測情報をもとに必要に応じて「目を洗う。うがいをする。」「屋外での活動を中止する。」などの対応をきめ細かく徹底していきたいと考えています。「規則正しい生活をする。睡眠を充分にとる。汗ふきタオルを持って来る。お茶を多めに持って来る。」などご家庭でのご協力もよろしくお願い致します。




 さて、今年のゴールデンウィークは、天候に恵まれてそれぞれのご家庭で楽しい時間を過ごされたのではないかと思います。私も、少し郊外まで足を延ばしてみました。車の数が多く渋滞だったのは残念だったのですが、五月晴れの空と、目にしみるような新緑の中、あちらこちらに元気よく泳ぐこいのぼりが見えました。大きなこいのぼりは市街地ではあまり見ることがないので、郊外ではまだ大きなこいのぼりをあげているのだなと懐かしく感じました。本校でも、校舎屋上に大きなこいのぼりをあげていたのですが、子ども達は、良く見ていたようです。あげなくなった日に「あっ、今日はこいのぼりが泳いでいないね。」と友だち同士で話していました。子どもの頃に、悠々と泳ぐこいのぼりを見ながら「屋根より高いこいのぼり、大きい真鯉はお父さん…」と歌ったり、「いらかの波と雲の波、重なる波の中空を・・・」と歌ったりしたのを思い出しました。 

 先日、朝日新聞「記者有論」で文化くらし報道部の吉田純子氏が「音楽教科書 文化伝える歌守りたい」と題して、家族向けコンサートで唱歌「汽車」をみんなで歌った時に、子ども達の多くが戸惑い顔だったことに、「この曲を知らないなんて」と愕然とした話を書かれていました。吉田氏は、大手出版社3社の小学校音楽教科書を繰ってみて、「かごめかごめ」「むすんでひらいて」「アマリリス」「くつがなる」「あめふり」「どんぐりころころ」「大きな栗の木の下で」など多くの歌がこの20年程の間に消えていたことに気がつきます。そして、なじみの旋律で子ども達に寄り添ったり、憧れの歌手の曲を一緒に歌ったりすることも大切だが、人々が思いを託し、文化を伝えてきた歌をそろそろ意識的に守り伝えていかなければならない時期に来ているのではないだろうかと、東日本大震災のあと、人々の心を強く結びあわせた「ふるさと」の「歌の力」を例にして書かれていました。
早速、「こいのぼり」の歌はどうなっているだろうと確認してみました。共通教材として5年生の教科書に載っていました。中空を泳ぐこいのぼりと、家々のこいのぼりを集めて川などに渡したものの2種類の写真とこいのぼり伝説が載せてありました。

 海星小学校は、カトリックの学校で、様々な場面で「聖歌」を歌います。全校の子ども達の心を一つにした「聖歌」を聴いていると、小学校時代に「聖歌」を知り、歌えることの素晴らしさを感じます。これからも「聖歌」と共に、日本の人々が思いを託し、文化を伝えてきた歌も、大切にしていきたいと思いました。
最後に、5年生の音楽の教科書に載っていた日本を代表する指揮者 小澤 征爾 氏の言葉を紹介します。

みなさんには、大好きな歌がありますか?
ぼくにはあります。
上手に歌えなくても、難しい曲でなくてもいいのです。一人の時に口ずさむ歌を大切にしてください。(後略)

子ども達は、ファミリースポーツデーに向けて練習を頑張っています。駐車場などでご協力をお願いしていますが、どうぞ皆さんで応援に来ていただきますようにお願い致します。