FC2ブログ
  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】平成25年3月15日 副校長 野口 美智子

「卒業、そして未来へ」 

東日本大震災から2年、海星小学校では被災者の方々に心を寄せ祈り続けていましたが、3月11日(月)には全校で「3月11日を想うつどい」を開き、これからも「忘れない」という誓いを新たにしました。        
 芝生広場に目をやると、柔らかな春の光にチューリップが力強く葉を伸ばし、花を咲かせる日を待ちかねているようです。また、ついこの間まで硬かった桜の蕾も、ここ数日の温かさに膨らみ始めています。いよいよ「卒業の春」を迎えました。


卒業を前にして、6年生の子ども達が朝、児童玄関の前に並んで「おはようございます。」「おはようございます。」と挨拶運動をしてくれています。笑顔いっぱいのその姿を見ていると、後輩たちに「自分達の後をしっかり受け継いで欲しい。」という気持ちが伝わってきます。3月に入って、卒業を前に行った行事がいくつかありました。

○3月4日(月) 海星の心を受け継ぐつどい
海星小学校の最上級生として、1年間さまざまな場面で活躍した6年生の運営委員の手から、4・5年生の運営委員の手へと、ろうそくの灯と校旗が手渡されました。全校の子ども達が見守る中、伝統ある海星小学校の「心」をしっかりと引き継ぎました。

○3月8日(金) 感謝のミサ
海星小学校の最後の宗教行事である「感謝のミサ」を、今年も隣接します老司教会主任司祭のアルビン神父様に司式をお願いして行いました。開祭の歌「ウォーク・イン・ザ・ライト」から、閉祭の歌「マリア様の心」まで、厳粛な雰囲気の中で保護者の皆様と共に参加することができました。神父様から一人ひとり祝福を受け、おメダイを授与されたことは、海星小学校で学んだ「神様の教え」と共に、いつまでも心に残ることでしょう。
また、第40回生の卒業記念品として、次のものを学校に贈られています。学校に来られた時に是非ご覧になってください。
○職員玄関横  金属製 校章銘板

○児童玄関上ステンドグラス  校章ステラマリスの図

○学院の庭  枝垂れ桜 3本

 ステンドグラスは、海星小学校の校章をモチーフに、海の青、波の白を組み合わせ、ステラマリスの黄色が映えるデザインになっています。児童玄関廊下口にあるステンドグラス(百合)と対になります。全校の子ども達が、毎日、このステンドグラスの下を通り、ステラマリスを目にすることになります。
 枝垂れ桜については、2月25日(月)に6年生で植樹式を行いました。学校長の話の後、代表の子どもが土をかけ水をやり、みんなで枝垂れ桜に寄せる思いを俳句にしました。子ども達の俳句を紹介します。

・見上げればマリアをつつむ桜かな     津子

・さよならとはじまりの日に桜咲く    かれん

・三本のしだれ桜は永久(とわ)に咲く   英峻
 
今年も花をつけるそうですが、10年後、20年後にはどんな見事な枝垂れ桜になるかと思うと、子ども達の成長と合わせてとても楽しみです。
 さらに、6年生の子ども達の残してくれたもののひとつに「海星俳壇」の伝統があります。毎週の俳句作りと卒業記念の学級句会の様子でも取り組みの充実が分かりましたが、成果の一つとして、平成25年2月には、第16回毎日俳句大賞で「学校優秀賞」を受賞しました。在校生も伝統を受け継いで、四季折々の自然豊かな海星ならではの俳句作りに取り組んでくれることと思います。卒業生の皆さんも、「時には俳句を作ってみる」、そんな心のゆとりを持ち続けてくれることを願っています。

 いよいよ、明日3月16日(土)は第40回卒業式です。卒業生は一人ひとりの未来に向って、在校生は海星小学校の新たなスタートに向って、力強い一歩を踏み出して欲しいものです。ステラマリスの導きのあることを願っています。