FC2ブログ
  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】平成25年1月9日 校長 山田 耕司

新年あけましておめでとうございます
○ ご家族のみなさまで今年もよいお年をお迎えのことと存じます。本年も本校・本学院に対し、何卒ご支援ご協力のほど宜しくお願いいたします。                     
 今年、本学院は創立50周年を迎えます。大きな節目を一歩一歩確かに刻む本年でありますよう、父なる神様とイエス様、マリア様のご加護を祈りながら進みたいと思います。                  
○ 「知恵に近づけ」                              
(旧約聖書続編 シラ書6章18~19,23~28より)      
子よ、若い時から教訓を受け入れよ。白髪になるまでに、知恵を見出すように。耕し、種まく農夫のように、知恵に近づき、その豊かな実りを待ち望め。知恵を得るには、しばらく苦労するが、やがて、その実を味わうだろう。子よ、耳を傾けて私の意見に従え。私の忠告を拒んではならない。足に知恵の足かせをかけ、首に知恵の首輪をはめよ。肩を低くし、知恵を担え。その束縛にいらだつな。心を尽くして知恵に近づき、力を尽くして知恵の道を歩み続けよ。そうすれば、知恵は見つかるだろう。しっかりつかんだら、それを手放すな。ついには、知恵に憩いを見出し、知恵は、お前にとって、喜びに変わるだろう。 
知識を身につけるだけでは不十分です。それを活用してこそ知恵となります。知恵は子どもの内に貯えられ、必要に応じて生かされます。
        
○ 現在、6年生は、自分の進むべき中学校に向けて受験の最中にあります。子どもたちは知恵を見つけるために目標を持ち、努力を重ねねばなりません。父なる神から与えられたそれぞれのタレントを見つけ出さねばなりません。そして、それを人々のために何倍にもして活用し、神に戻さねばなりません。それを勉強する。学習すると言います。彼らは、己の弱さと闘いながら、家族の温かい協力を受けて懸命に努力をしています。皆さんで応援のお祈りをいたしましょう。
                
○ NHKの大河ドラマ「八重の桜」が始まりました。幕末から明治の激動の時代を駆け抜け、自分の信念を貫いた女子教育の先駆者のひとり新島八重。「ハンサムレディ」「クリスチャンレディ」と呼ばれる彼女から現代にも通じる生き方を学びます。 一方、崩壊する徳川将軍家に最後まで忠臣として勤めた会津藩士。儒教の教えを学び信じ「ならぬことはならぬのです」「会津に明治はありません」と生きてきた福島が、原発被災地として今、重なります。
                   
○ 信念を貫く生き方をするには、知恵が必要です。明治の近代化が短期間で進められたのは、世界史の奇跡と言われます。そこに、農耕をはじめとする実学によって培われた知恵が日本人にはあったからです。学制が施行されますと、各村は競って小学校を作ります。子どもたちに村の未来を託したのです。                      
○ ドラマの第1回では、会津の子弟教育「什の掟」が度々登場します。薩摩の人材を育んだ「郷中教育」と相通じるものがあります。「年長者を敬う。」「弱いものいじめをしない。」「嘘をついてはいけない。」これらの藩では、日本古来文化の凝縮の教育が実践されました。少年が組を作り組頭を中心に互いに学び合い教え合い助け合うのです。ここに、個性が尊重され信念を持つことが涵養されます。                  

○ 私は子どもたちに語ります。「なぜ勉強をするのか。なぜ先生の教えに従うのか。なぜ弱い者いじめをしてはいけないのか。なぜ自分の幸せのみを求めてはいけないのか。それらはすべて神様がそうお望みだから」と。聖書の教えは、古来日本の文化、教えとも共通します。それは真実だからです。   今年も苦しみや悲しみも共に体験しながら、素晴らしい成長の一年となることを目指して私たち教職員は、子どもたちと共に歩みます。努力をいたします。   
 保護者の皆様、どうぞよろしくご理解ご協力ご支援をお願いいたします。