FC2ブログ
  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】平成24年6月15日 副校長 野口 美智子

農村宿泊体験学習での「出会い」          

 6月6日〔水〕〰8日〔金〕までの2泊3日、5年生の農村宿泊体験学習に行ってきました。参加児童は30名、引率は担任を含め3名です。場所はうきは市姫治。近年、「森林セラピー基地」としても注目されているそうですが、新川・田篭、妹川、小塩の3地区で子ども達を受け入れてくださいました。
5月に引率の3人で下見に行きましたが、うきは市農林・商工観光課 山村振興係、JAにじ 耳納の里、受け入れ農家の方々のこのプロジェクトに対する熱い想いを感じました。何度も話し合いや研修を持たれ、各地区ごとに体験活動の内容を工夫していただいていました。それぞれの地区ならではの体験場所を見学し、受け入れ農家の家庭訪問をしました。途中、日本棚田百選にも選ばれている「つづらの棚田」にも行きました。昔懐かしい萱ぶき屋根やくど造りの民家、見上げるほどの杉や桧、谷間を流れる川、一つ一つ積み上げた石垣等がありました。これならよい体験学習ができるだろうと期待しながら帰ってきました。何日かしてできあがってきたしおりの1ページ目には
 ・ 自然との出会い
 ・ 農業文化との出会い
 ・ 新しい家族との出会い
 ・ 新しい友達・自分との出会い
と書かれていました。子ども達にはどんな出会いが待っていたのでしょうか。

 さて、いよいよ1日目です。出発式を終え、うきは市へ向かいました。10時30分より、JAにじ耳納の里で、うきは市教育長もおいでになって、受け入れ農家の方々との対面式がありました。手作りのウェルカムボード等の心温まるお迎えに、子ども達はあっという間に受け入れ農家の方達と親しくなっていきました。ジャガイモの収穫を体験した後、みんなでおにぎり弁当と豚汁の昼食をとりましたが、どの子の顔からも、自然と笑顔がこぼれていました。ジャガイモの収穫の様子は、西日本新聞の取材を受け、次の日の新聞に掲載されました。裏面に載せていますのでご覧ください。その後、子ども達は各家庭に移動し、各地区での体験活動に移りました。受け入れ農家の方と楽しそうに話しながら車に乗り込んでいく子ども達を見ながら、「新しい家族との出会い」はどうやらうまくいったようだとほっとしました。巡回指導は市役所からの車で、係の方達(3~4人)に3日間ずっと案内していただきました。おかげさまで大変効率よく各地区を回ることができました。その夜は民宿「馬場」の裏の川で蛍を見ました。一斉に点滅する蛍の光を見ていると自然の不思議さを感じました。
 
 2日目です。鳥の鳴き声と川のせせらぎで目を覚ましました。ヤマメのつかみ取りをする新川・田篭地区から順番に農業体験の小塩地区、ちまき・おにぎり作り、滝歩きの妹川地区と回りました。どの地区でも子ども達の生き生きとした活動の様子が見られました。この様子は本校のホームページで公開していますので、併せてご覧ください。午後は、田植え体験などもあり、それぞれの地区での「農業文化との出会い」がありました。その夜は、農家の方の情報で、「蛍祭り」を翌日に控えた小塩の蛍を見に行き、その数の多さと美しさに圧倒されました。「乱舞する蛍」に、「自然との出会い」を実感しました。子ども達も大人も、地元の人でさえも、ただ感動しているといった様子でした。この時期に宿泊体験をできたことに感謝しました。

 3日目です。そうめん流しやそば打ち・ピザづくりなど最後の活動をそれぞれ楽しんだ後に、うきは市公民館に集合、うきは市教育長もおいでになって退村式が行われました。「対面式の時に比べて少したくましくなった顔ですね。」と言っていただきました。いろいろな出会いを通して、新しい自分になることができたのではないでしょうか。「新しい友達・自分との出会い」を確認できた退村式でした。

 うきは市、JAにじ耳納の里、受け入れ農家の方々をはじめたくさんの方々に支えられて、この農村宿泊体験学習ができたことに感謝します。ありがとうございました。