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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】平成24年4月16日 第2号 副校長 野口美智子

 「海 星 の 心」を

4月から本校の副校長として赴任させていただきました。初めて本校を訪れた時のことです。正門から入って緩やかな坂を上っていると、目の前に、真っ青な空に浮かびあがる白いマリア様の像がありました。「カトリックの学校なんだな。」と実感として感じ、身の引き締まる思いがしました。

4月になって赴任すると、桜の花が満開でした。正門から哲学の道を通り駐車場へ抜ける道、駐車場から芝生広場への道、南の運動場の東側など、桜が今まさに咲き誇っていました。また、職員室やフランシスコホールから見る山桜の見事なこと。幹が七つに別れ四方に枝を伸ばしているその姿は、開校当時あまりにも見事なので、敷地内にあったものをそのまま残されたという話がなるほどと思えるものでした。その時の判断のおかげで、今現在素晴らしい桜が見られることに感謝したくなりました。ガイアの森にも行ってみました。白い野いちごの花が一面に広がり、子ども達の「ぼくの木・わたしの木」が元気に育っていました。「4月は桜、5月はつつじ・・・。海星には四季折々の木や花があります。」という学校案内の言葉通りに、学校の中にある自然の豊かさ素晴らしさに感動しました。

4月7日〔土〕は、本校の第45回入学式でした。何日か前の強い風にもかかわらず、桜の花がしっかりと残っていて、時おり風に舞う桜の花びらが、子ども達の新しい出発を祝っているかのようでした。男子18名・女子9名 合計27名の希望に胸を膨らませた1年生を、2年生から6年生までの全校児童と全職員で迎えました。「手のひらサイズの学校」のよさが感じられる心温まる入学式でした。
入学式では、カトリックの学校ならではの聖書朗読、お祈り、聖歌などがありました。中でも印象深かったのは、6年生から1年生に「海星の心」を伝える場面でした。6年生代表の子ども達から、「ご入学おめでとうございます。私たちは、いつでも神様から愛されています。私たちも人を愛し、神様に喜ばれる小学生になりましょう。この『海星の心』を受け継いでください。」という言葉と共に、1年生代表の子ども達に、ろうそくの火が手渡されました。赤い器の中で揺れるろうそくの炎が美しく、1年生にとっても心に残る場面になったことでしょう。「ありがとうございます。『海星の心』を大切に、頑張ります。」としっかりとした口調で答える1年生が、何ともかわいらしく、微笑ましく感じました。

 ところで、この「海星の心」とは何でしょうか。
本校の教育目標として、
    愛をもって真理にむかう
    あなたがたは、地の塩である。あなたがたは、世の光である。・・・マタイ5章
地の塩としての姿、世の光としての姿、よく学び、よく考え、よく判断し、よく行動し、出会う人々に生きる喜びを伝える姿が掲げられています。
私たち教職員が気持ちを一つにして、常にこの教育目標に立ち返りながら、一人ひとりの子どもとしっかり向き合っていく中で育まれていくものが「海星の心」と考えます。そして、学校だけでなく、保護者の皆様と共に取り組んでいくなかで、子ども達は本当の意味での「海星の心」をもち、「海星っ子」になっていくことでしょう。
45年という伝統ある福岡海星小学校、「海星の心」を大切に育み、伝えていきたいと心を新たにした入学式でした。

 「おはようございます。」「おはようございます。」4月9日〔月〕の朝、正門で登校指導をしていると、ちょっと大きめのランドセルを背負った1年生が登校してきました。ちょっと恥ずかしそうに、でも元気よく朝の挨拶をしてくれました。1年生の子どもが、上級生と一緒に桜の花びらが散る中を登校する様子は、「海星の心」が伝わっていく場面のひとつだと思いました。これから様々な場面で、上級生から下級生へ、先生方から子ども達へ、「海星の心」が伝わっていくように取り組んでいきたいと思います。