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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】第19号 平成24年2月1日 校長 山田耕司

シスターの手紙から 「家族」

○ 日曜日のごミサの後、私たち家族の後ろにいつも座っておられる福音の光修道院の院長シスター足立が、「先生、よろしかったらこれをお読みください。卒園生の年賀状に入っておりました」と一枚の紙を渡されました。広島の宮島を臨む町、廿日市にシスターの経営する「光の園摂理の家」という児童養護施設があります。被爆孤児のMさんはその園で育ちました。現在は70歳を越えられるそうです。
わが家はみんなが悪い(ある作文から)
     
わたしが学校から帰ると、お母さんが、「お兄ちゃんの机をふいていて金魚ばちを落として割ってしまった。もっと気をつければよかったのに、お母さんが悪かった」と、言いました。すると、お兄ちゃんは、「僕がはしっこに置いたから、僕が悪かった」って言いました。でも私は思いました。きのうお兄ちゃんがはしっこに置いたとき、私は「危ないな」って思ったのにそれを言わなかったから、私が悪かったと言いました。夜、帰ってきてそれを聞いたお父さんは、「いや、お父さんが金魚ばちを買うとき、丸い方でなく四角い方にすればよかったなあ。お父さんが悪かった」と言いました。そして、みんなが笑いました。うちはいつもこうなんです。うちの家はいつも皆が悪いのです。
       
○「ALWAYS 三丁目の夕日」の第3作が上映されています。東京タワーが建てられた昭和30年代が舞台です。そんなに裕福ではなかったのですが、日本の家族に勢いと思いやりがあった時代です。わたしの小・中・高校時代が重なります。

海星小学校の皆さんへ         
○ 南アフリカの児童養護施設で活動される私たちの修道会のシスター内田から手紙が届きました。  海星小学校の皆様、新年おめでとうございます。皆様の支援(クリスマス募金)を聖アンナホームに送っていただきました。本当にありがとうございます。
ホームは、45人の女の子たち、小学校1年生から7年生までの家です。ほとんどの子どもたちは、両親をHIVエイズで亡くしていますが、みんな明るく素直で元気いっぱいです。音感とリズム感にすぐれ、バケツはすぐにドラムに早変わり、それは見事なダンスと歌が始まり、私はいつも感動して聞いています。1月14日には、マリアの宣教者フランシスコ修道会のシスター方がここUMZIT村に来られ100周年になる記念のミサを捧げました。南アフリカのミサは、歌とダンスで神様に賛美を捧げます。14日のミサは朝の11時に始まり終了したのは午後の3時でした。体ごと、心も魂も感謝と賛美を捧げるミサは、時を忘れてしまうほど美しく、子どもたちも喜んで参加します。 豊かな自然、美しい南アフリカは、また、さまざまな苦しみを担っています。アパルトヘイトの時代の傷、エイズの蔓延。高失業率は貧富の差をもたらし、金銭目当ての犯罪はブラジルと並んで世界一とも言われます。格子のついた窓、有刺鉄線のフェンス、ドアというドアには鍵だけでなく鉄棒でドアが押し破られないようにしています。子どもを散歩に連れて行くこともままならないという事実は、日本にいる皆さんには想像できないかもしれません。それでも、ホームの園庭で無心に遊ぶ子どもたちは、私たちの希望、未来です。南アフリカを担う子どもたちが、健やかに心身ともに神様の恵みのうちに育つことを願っています。            
そして、皆様から送っていただいた献金は、この子どもたちのために大切に使わせていただきます。クリスマスの思いがけないプレゼントをありがとうございました。          (内田 雅)