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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】第17号 平成24年1月10日 校長 山田耕司

新春のお慶びを申しあげます           
○ ご家族のみなさまで今年もよいお年をお迎えのことと存じます。本年も本校・本学院に対し、何卒ご支援ご協力のほど宜しくお願いいたします。
来年、本学院は創立50周年を迎えます。大きな節目に向けての準備を一歩一歩確かに刻む本年でありますよう、神様とマリア様のご加護を祈りながら進みたいと思います。

○ 現在、6年生は、自分の進むべき中学校に向けて受験の最中にあります。家族の皆さんの温かい協力を受けて懸命に努力をしています。皆さんで応援のお祈りをいたしましょう。

○ 一方で東日本大震災の復興は、期待通りにはなかなか進みません。一般国民の震災に対する意識が時と共に薄れつつあると懸念される声も聞きます。 そのような中、全校のカトリック小学校・中学校・高等学校264校で、今年と来年2年間全国一緒に祈りを捧げることになりました。こどもたちが、東日本の人々に抱いた所期の気持ちを何時までも大切にしながら生きることを願います。その祈りをご紹介いたします。よろしければ、ご家庭でご一緒に被災者の方々のためにお祈りください。
           
2011.3.11東日本大震災を受けて祈りをともに

神さま、地震や津波にあって、         
今も苦しんでいる人々をお助けください。   
家族を失くした人々、            
家や仕事を失くして困っている人々、     
悲しみや苦しみのために           
心の力を失くしている人々に、        
勇気と希望をお与えください。        
そして、わたしたちも、            
この人々のことをいつも思い出し、      
助け合う心をもつことができますように。        
イエスさまのみ名によって。アーメン

○ 2011年は、私たちの発想の転換を図ることを求める世界激動の時代の始まりを感じさせました。2011.3.11の地震・津波・原子力発電所事故、イスラム社会の市民覚醒運動、タイの大洪水、米ドルに続きユーロの下落、中国経済のかげり等が一挙に訪れました。
哲学は人間がどう生きるかを考える学問ですが、梅原猛先生は、「人間が自然を支配するのではなく、自然と共生する文明の原理を考えることが必要」と、人間中心主義の西洋近代哲学を超える自然中心主義の哲学を、日本仏教や古代エジプトの思想を糸口に模索されています。また、歴史学者たちは、「一体化した世界」の未来を模索するために、欧米や中東、東アジアからの世界史の見直しを進めています。イスラムの研究者羽田正先生(東大東洋研究所)もその一人です。

○ 私たちこどもの教育に携わる者も、こどもたちの将来を考え、発想の転換を図ることが求められています。自国中心主義や家庭中心主義からの脱却です。自国のみの繁栄、わが家族だけの安定、わが子の幸せだけを考える生活は不可能です。時代が変わりました。一人ひとりが役割を果たし、人々の不安に応える時代です。ですから、こどもたちに夢をもたせ、困難を克服する努力をしタフさを身に付け、自分に適正な生き方を発見させること、真の自立を味わわせることが、親にも教師にも父兄にも求められます。

○ 小学校の今から、タフさの基になる認識力・思考力・判断力・忍耐力・チャレンジ精神・体力を醸成せねばなりません。学年段階や個の発達段階に応じて体験すべきことをこつこつと一つ一つ積み重ねることが肝要です。そのために教育課程や学校行事・学年行事を作り共に歩んでいます。3学期は学年のまとめの時期です。できるだけ学校を休まないで、友達と共に楽しい体験をし成長してください。