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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】第4号 平成23年5月15日 副校長 高木 義則

  ファミリースポーツデーを前に
 22日にファミリースポーツデーを控え、子ども達の練習は早くも佳境に入っています。でも、今週は雨の日続きでした。水不足が心配されていた福岡市にとっては文字通り恵みの雨となりましたが、子ども達にとっても先生方にとっても練習時間と練習場所の確保に大変な一週間でした。
 ファミリースポーツデー(運動会)といえば、30年程前、子ども達の能力差で順位がつくことを嫌う一部の教師が、徒競走の時、全員に手をつないでゴールさせるというような取組をして、社会的に大きな論議を呼びました。今はもうそんなことをしている学校は無いと思いますが、こんな取組をどう思われますか。
私が新任教師の頃はまだまだクラスマッチが盛んに行われていました。私は休み時間や放課後の時間を使い、子ども達と練習を重ね、ほとんどのクラスマッチで優勝していました。ある時、同僚の数名の先生から、「あなたは自分のクラスのことしか考えていない。許せない。」と批難されました。その言葉を聞き、少しショックを受け、まだ釈然としない強い想いを持ちました。新米教師の私の授業は、他の先生方より経験が浅い分、上手ではありませんでした。クラスの子ども達に本当に申し訳なく思い、自宅では毎晩多くの本を読み、少しでも授業技術をあげようと努力はしていましたが。そこで、休み時間は必ず子ども達と遊ぶ等、子どもと行動を共にすることにかけては誰にも負けない教師になろうと思いました。また、授業の下手な分、得意の陸上やスポーツではしっかりと指導し、子ども達の資質を伸ばしてあげたいとも考えていました。学校には運動の得意な子もいれば、算数や国語などの教科の得意な子もいます。音楽や絵画など芸術的なことが得意な子も…、色々な子がいます。だから、先生もいろいろな先生がいて、小学校6年間の中で違う特質をもった先生と出会うことによって、子ども達が様々な分野で能力を伸ばし、自信をつけてくれれば良いと考えていました。そして、もし、私の持っている指導技術が役に立つのなら、誰にでも伝えようと思っていましたし、また伝えていました。ですから、この同僚の先生達の言葉には本当にびっくりしました。
運動に限らず、学習、芸術等のあらゆる分野で、子ども達を認める行事や取組がたくさんあり、そのことを通じて少しでも多くの子ども達が自分に自信を持ってくれればと今でも強く願っています。
さて、私の好きな陸上競技ですが、私が子ども達に教えてきた、短距離走が速くなるコツを紹介します。
 ①30~50mの直線を引き、そのラインを踏んで走る。
まっすぐに足を運ぶことが、より大きな一歩(ストライド)を生み出します。また、必然的に内股走になり、親指中心の強いキックができるようになります。
 ②正しい腕振りをする。
腕がまっすぐに振れれば、当然体のブレがなくなり、①の直線走が上手になります。また、速いリズムの腕振りができれば、連動して、足の速いピッチ(回転)が生まれます。
 ③スタートの反応を速くする。
強いけり出しのできる構えをする。また、様々なゲームを通して、合図に敏感に反応できるようにする。
 ④踵を地面につけず、つま先でひっ掻くような走り方をする。
最後の④は少し高度になりますが、①~③については場所があれば簡単に練習できます。私も今年から始まった放課後教室で子ども達に教えようと思っています。
 ところで、私は個人の短距離走より、リレーが好きです。互いを信じあう心が基本となるバトンパス練習は、本当に価値が高いと思っています。また、練習成果が見えやすいのもリレーです。今年はたくさんの先生方から声をかけてもらい、一緒にリレーの指導をしています。来週のお天気の心配もありますが、本番では、心を一つにバトンをつなぐ子ども達の姿がお見せできればと思います。
ご期待ください。