【卒業生近況】2A留学報告(カナダのRさんより)

I went to Laser Quest in Calgary with my host brothers and friend's family.
(ホストブラサーとその友人家族と、カルガリーのLaser Questに連れて行ってもらいました。)

At my friend's birthday party, with my friends in the same grade
(お友達の誕生会にて)

She is a local country singer. I took this photo when I volunteered in ASLC2015.
(一緒に写っているのは地元のカントリー歌手です。ASLC2015というイベントにボランティア参加したときのものです。)

With mama sheep and baby sheep in the barn of my host house
(私のホストファミリー宅にある、ヒツジ小屋にて、お母さんヒツジと赤ちゃんヒツジと)
I got my first boat ride the other day with my host family. Canadian summer is coming soon!! I'm so excited.
(先日、ホストファミリーと初めてのボートトリップに行きました。カナダの夏はもうすぐで、楽しみです。)
【卒業生近況】球技大会
球技大会
7月15.16日学期末の球技大会が行われました。
クラス対抗の競技は、バレーボール、バスケットボール
トッヂボールの3種目です。
球技大会を楽しみにしていた生徒たちは、大会前から
練習を重ね準備していました。
体育会で培われたクラスの団結力はさらに強くなったようです。
バスケットボールの競技では、下級生が上級生を相手に
物怖じしないプレーを見せるなど、白熱した戦いでした。
クラスの応援団も大きな声援で球技大会を盛り上げていました。
バスケットボール優勝 2年Eクラス

△シュートも決まるたびに大きな声が上がります。

△喜び合う生徒たち
バレーボール優勝 3年Dクラス

△3年生同士の勝負でした。
ドッヂボール優勝 3年Aクラス

△すばやい攻撃に耐えた3年生

△3年生は高校最後の球技大会 嬉しさもひとしおでしょう。
7月15.16日学期末の球技大会が行われました。
クラス対抗の競技は、バレーボール、バスケットボール
トッヂボールの3種目です。
球技大会を楽しみにしていた生徒たちは、大会前から
練習を重ね準備していました。
体育会で培われたクラスの団結力はさらに強くなったようです。
バスケットボールの競技では、下級生が上級生を相手に
物怖じしないプレーを見せるなど、白熱した戦いでした。
クラスの応援団も大きな声援で球技大会を盛り上げていました。
バスケットボール優勝 2年Eクラス

△シュートも決まるたびに大きな声が上がります。

△喜び合う生徒たち
バレーボール優勝 3年Dクラス

△3年生同士の勝負でした。
ドッヂボール優勝 3年Aクラス

△すばやい攻撃に耐えた3年生

△3年生は高校最後の球技大会 嬉しさもひとしおでしょう。
【卒業生近況】宗教委員会
1学期最後の委員会でした。(宗教委員会)
【卒業生近況】夏休みを前に 副校長 野口 美智子
夏休みを前に
1学期の終業式まで、あと3日となりました。子ども達の楽しみにしている夏休みは目の前です。
7月13日(月)の今学期最後の全校朝礼で、校長先生から、聖書のお話、「仲直り」(マタイ5章21-26)がありました。「1学期のまとめとして、頭や体だけでなく、心も整理をしましょう。1学期にけんかをしてまだ仲直りをしていない人は、夏休み前に言葉だけでなく、本当の仲直りをしましょう。」というお話でした。
子ども達は、みことば作文を書く中で、「ただ『ごめんね』というのではなく、ちゃんと自分の気持ちを伝え、相手の気持ちをしっかり聴いてから、『ごめんね』と言いいたいです。しっかり心を分かっている人でないとむずかしいからがんばりたいです」「ただ『ごめんね』『いいよ』と簡単に言うのではなく、心の奥底からいやな気持ちをなくすこと、心の中もさっぱりなれば本当の仲直りになるのではないかなと思います」「けんかは、自分のことばかり言うけど、海星小学校でやっている 『聴き合い活動』のように、友達の言ったことを受け入れる気持ちで聴くことが大切です」など、本当の仲直りについてそれぞれの学年なりに考えたようです。できれば全ての子どもが本当の仲直りをして、夏休みを迎えてほしいと思います。
また、各学級では「海星っ子の一日の過ごし方」を書いて、1学期の生活を振り返っています。「がんばったこと、気をつけて努力したこと」など、自信を持って書くことができたでしょうか。4月のはじめにどのような目標を立て、どのように努力してきたか、担任が一人ひとりをどう励まし、認め、目標達成に導くことができたか、各学級で反省するとともに、学校全体でもしっかりと見直して行きたいと考えています。
学校全体として1学期を振り返ってみると、子ども達(特に高学年)の主体的な動きが見え始めました。
まずは、朝の「あいさつ運動」です。運営委員会と当番の縦割り班が、芝生広場で、挨拶運動のたすきをかけて登校してくる子ども達にあいさつを呼びかけています。1年生の子ども達も一緒になってあいさつ運動に取り組んでいて、意識の高まりを感じます。
次に、校舎内外の環境に、子ども達の活動の成果が見え始めたことです。各学年と理科委員会・宗教委員会を中心に世話をしているグリーンカーテン(ゴーヤ)は、2階教室まで届き、次々と実をつけています。5本のジャンボヒマワリは、先日の強風にもかかわらず、3m50cmの支柱を追い越しそうな勢いで、伸びています。百葉箱の露場や「いつくしみのマリアさま」前の芝生も青々としっかり根付いたようです。日照条件だったり、肥料のやり方だったり、水のやり方だったり、植物の成長は条件によって違ってきますが、何よりも子ども達自身が、自ら意識して、継続的に世話をしてくれるようになってきたことが、大きいと思います。特に「芝生」は、理科委員会の子どもが毎日、毎日水をやり続けてくれたおかげで、青々とした芝生になることができました。自分の役割をしっかりと果たしてくれた姿にうれしくなりました。
また、子ども達に人気のウーパールーパーやメダカなどを飼っている「生き物コーナー」に、最近小さなクマノミ達が仲間入りしました。子ども達は「ニモだ」「こっちはお友達かな」と、クマノミの泳ぐ様子に釘付けになっています。理科室横と3年生の教室では、20匹ものカブトムシが成虫になって立派な姿を見せています。これも、子ども達が毎日世話をし、観察をしてきた成果です。
理科室横の掲示板には、「五感を使って育てる科学の目」「海星小学校のいきものたち」というコーナーがあり、理科の授業や理科の委員会活動の中で、子ども達が気づき、感じ、自ら働きかけた記録が掲示されています。「芝生は、昨日よりも緑が多くなりました。この調子で回復させ、枯らさないように水を多くあげたいと思います」「ヒマワリがこの数日でずいぶん大きくなっており、このままいけばとても大きなヒマワリになりそうです。大きなヒマワリを残して、周りのヒマワリを抜いたほうがいいと思います」などと書かれています。長い夏休みは教職員でしっかりと世話をし、2学期からまた、委員会の子ども達に引き継いでいきたいと思います。
夏休みの予定について、子ども達と話していると、 「私はおばあちゃんのうちに行きます」「僕はいとこのうちです」「旅行に行きます」「習い事や塾です」など・・・。子ども達の夏休みの予定はびっしりのようです。一人ひとりが充実した夏休みを過ごし、8月27日(木)の始業式に、全員の元気な顔がそろうことを願っています。
1学期の終業式まで、あと3日となりました。子ども達の楽しみにしている夏休みは目の前です。
7月13日(月)の今学期最後の全校朝礼で、校長先生から、聖書のお話、「仲直り」(マタイ5章21-26)がありました。「1学期のまとめとして、頭や体だけでなく、心も整理をしましょう。1学期にけんかをしてまだ仲直りをしていない人は、夏休み前に言葉だけでなく、本当の仲直りをしましょう。」というお話でした。
子ども達は、みことば作文を書く中で、「ただ『ごめんね』というのではなく、ちゃんと自分の気持ちを伝え、相手の気持ちをしっかり聴いてから、『ごめんね』と言いいたいです。しっかり心を分かっている人でないとむずかしいからがんばりたいです」「ただ『ごめんね』『いいよ』と簡単に言うのではなく、心の奥底からいやな気持ちをなくすこと、心の中もさっぱりなれば本当の仲直りになるのではないかなと思います」「けんかは、自分のことばかり言うけど、海星小学校でやっている 『聴き合い活動』のように、友達の言ったことを受け入れる気持ちで聴くことが大切です」など、本当の仲直りについてそれぞれの学年なりに考えたようです。できれば全ての子どもが本当の仲直りをして、夏休みを迎えてほしいと思います。
また、各学級では「海星っ子の一日の過ごし方」を書いて、1学期の生活を振り返っています。「がんばったこと、気をつけて努力したこと」など、自信を持って書くことができたでしょうか。4月のはじめにどのような目標を立て、どのように努力してきたか、担任が一人ひとりをどう励まし、認め、目標達成に導くことができたか、各学級で反省するとともに、学校全体でもしっかりと見直して行きたいと考えています。
学校全体として1学期を振り返ってみると、子ども達(特に高学年)の主体的な動きが見え始めました。
まずは、朝の「あいさつ運動」です。運営委員会と当番の縦割り班が、芝生広場で、挨拶運動のたすきをかけて登校してくる子ども達にあいさつを呼びかけています。1年生の子ども達も一緒になってあいさつ運動に取り組んでいて、意識の高まりを感じます。
次に、校舎内外の環境に、子ども達の活動の成果が見え始めたことです。各学年と理科委員会・宗教委員会を中心に世話をしているグリーンカーテン(ゴーヤ)は、2階教室まで届き、次々と実をつけています。5本のジャンボヒマワリは、先日の強風にもかかわらず、3m50cmの支柱を追い越しそうな勢いで、伸びています。百葉箱の露場や「いつくしみのマリアさま」前の芝生も青々としっかり根付いたようです。日照条件だったり、肥料のやり方だったり、水のやり方だったり、植物の成長は条件によって違ってきますが、何よりも子ども達自身が、自ら意識して、継続的に世話をしてくれるようになってきたことが、大きいと思います。特に「芝生」は、理科委員会の子どもが毎日、毎日水をやり続けてくれたおかげで、青々とした芝生になることができました。自分の役割をしっかりと果たしてくれた姿にうれしくなりました。
また、子ども達に人気のウーパールーパーやメダカなどを飼っている「生き物コーナー」に、最近小さなクマノミ達が仲間入りしました。子ども達は「ニモだ」「こっちはお友達かな」と、クマノミの泳ぐ様子に釘付けになっています。理科室横と3年生の教室では、20匹ものカブトムシが成虫になって立派な姿を見せています。これも、子ども達が毎日世話をし、観察をしてきた成果です。
理科室横の掲示板には、「五感を使って育てる科学の目」「海星小学校のいきものたち」というコーナーがあり、理科の授業や理科の委員会活動の中で、子ども達が気づき、感じ、自ら働きかけた記録が掲示されています。「芝生は、昨日よりも緑が多くなりました。この調子で回復させ、枯らさないように水を多くあげたいと思います」「ヒマワリがこの数日でずいぶん大きくなっており、このままいけばとても大きなヒマワリになりそうです。大きなヒマワリを残して、周りのヒマワリを抜いたほうがいいと思います」などと書かれています。長い夏休みは教職員でしっかりと世話をし、2学期からまた、委員会の子ども達に引き継いでいきたいと思います。
夏休みの予定について、子ども達と話していると、 「私はおばあちゃんのうちに行きます」「僕はいとこのうちです」「旅行に行きます」「習い事や塾です」など・・・。子ども達の夏休みの予定はびっしりのようです。一人ひとりが充実した夏休みを過ごし、8月27日(木)の始業式に、全員の元気な顔がそろうことを願っています。
【卒業生近況】サマーキャンプ【1日目】
いよいよ今日から、サマーキャンプがスタートします。
今年は、活動班ごとにアメリカ人の家庭生活を体験する
「アメリカンホームビジットプログラム」、アメリカ人のコーチと
ハウステンボスで活動する「ジュニア・ディレクション」「イングリッシュ
ウォークラリー」等があります。
このキャンプで実りある人々との出会い、文化との出会いをできますように
お祈りしましょう。
随時、活動の様子を載せていきます。
出発式の様子




下級生も見送りに参加してくれました。


いよいよ出発です。



いってらっしゃーい!!
ベースに到着!
対面式が行われ、それぞれの班ごと
アメリカンホームビジットがスタートします。





アメリカ人の家庭に到着しました。
早速、ピザ作りをしました。

















とても楽しい時間を過ごしているようですね。
無事にホテルに到着しました。
みんな元気です。

入館式

いよいよお楽しみのホテル夕食!

バイキング形式です。
好き嫌いせず、野菜もいっぱい食べましょうね。

肉やソーセージばっかり取りよるよ!!






みんな、モリモリ食べていました!
夜は、ナイトハイクのスタートです。

明るさが足りず、この1班だけ。
幻想的な夜のハウステンボス


ホテルで、明日の散策計画を立てています。



では、みなさんおやすみなさい。
今年は、活動班ごとにアメリカ人の家庭生活を体験する
「アメリカンホームビジットプログラム」、アメリカ人のコーチと
ハウステンボスで活動する「ジュニア・ディレクション」「イングリッシュ
ウォークラリー」等があります。
このキャンプで実りある人々との出会い、文化との出会いをできますように
お祈りしましょう。
随時、活動の様子を載せていきます。
出発式の様子




下級生も見送りに参加してくれました。


いよいよ出発です。



いってらっしゃーい!!
ベースに到着!
対面式が行われ、それぞれの班ごと
アメリカンホームビジットがスタートします。





アメリカ人の家庭に到着しました。
早速、ピザ作りをしました。

















とても楽しい時間を過ごしているようですね。
無事にホテルに到着しました。
みんな元気です。

入館式

いよいよお楽しみのホテル夕食!

バイキング形式です。
好き嫌いせず、野菜もいっぱい食べましょうね。

肉やソーセージばっかり取りよるよ!!






みんな、モリモリ食べていました!
夜は、ナイトハイクのスタートです。

明るさが足りず、この1班だけ。
幻想的な夜のハウステンボス


ホテルで、明日の散策計画を立てています。



では、みなさんおやすみなさい。
【卒業生近況】スマホはつらいよ 校長 山田 耕司
スマホはつらいよ
○ 文部科学省は、昨年11月、小学校5年生から高校3年生まで各学年ごとに、全国の公立学校から100校100学級を抽出して「睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査」を実施しました。合計800校の内、96.4%に当たる771校から有効回答を得、その結果をまとめたものを3月に公表しました。
○ 受験勉強、学習塾・予備校通い、PC、深夜放送、SNS、ゲーム、不登校、いじめ、貧困、深夜徘徊、非行等々、急激な社会環境の変化と子どもたちを巡る生活習慣の乱れで、子どもの気力・学力・体力の低下が報告されています。その背景に子どもの睡眠時間が極度に悪化していることが懸念されています。そこで、文科省は睡眠・朝食などの生活習慣が、自己肯定感 (自己受容)や規範意識といった子どもの自立にどの程度影響しているかを調べました。
それによりますと、就寝時刻が早い小中学生ほど、「自分のことが好きだ」と答えた割合が高く、就寝時刻が遅いほど「何でもないのにイライラする」とする割合が高くなる傾向が見られました。
携帯電話やスマホで通話やメール、SNS、インターネットをする時間が長いほど、就寝時刻は遅くなる傾向があることも分かりました。寝る直前までPC・スマホ・ゲーム等情報機器に触れている頻度が高いほど、朝「ふとんから出づらい」と感じる割合は高くなりました。将に、寝る直前のスマホで「朝つらい」のです。
○ 「次の日に学校がある日の就寝時刻」では、小学生は21時~22時が41.1%で最も多く、次いで22時~23時が36.2%でした。就寝時刻は、午前0時以降の割合は、小学生3.7%、中学生22.0%,高校生47.0%でした。「睡眠時間が十分でない」と答えた割合は、小学生14.9%、中学生24.8%、高校生31.5%でした。
文科省ではこれらの集計を組み合わせて分析しました。相関関係がみられた項目は、「次の日に学校がある日の就寝時刻」が早い小中学生ほど、「自分のことが好きだ」と答える傾向が高いことが分かりました(57.9%)。一方、午前0時~1時に寝る小学生は、肯定回答が34.7%でした。就寝時間が遅い小中学生ほど「何でもないのにイライラする」と答えた割合は高くなりました。
○ 深夜0時以降に就寝している中学生は22%、高校生は47%です。学校段階が上がるにつれて、睡眠不足と感じる子どもの割合が増える傾向が見られ、高校生では3人に1人に達しました。朝食摂取率も、高校生では毎日朝食をとっているのはおよそ5人に1人でした。食欲がない、食べる時間がないそうです。
○ 「学校がある日とない日の起床時刻が2時間以上ずれることがよくある」子どもほど、「午前中の授業中に眠くて仕方ないことがよくある」と回答する割合が高いのです。「学校から帰宅後に30分以上仮眠をとることがある」子どもほど、「午前中に調子が悪いことがある」と回答する割合が高くなりました。
「朝食を毎日食べる」子どもは、「ルールを守って行動する」と回答する割合が高くなりました。また、「朝食時に家の人との会話が多い」子どもほど、「自分のことが好き」と回答する割合が高いのです。
○ スマホの使用を自制する動きが各地で見られます。PTAの協力で午後9時になるとスマホを親に預ける動きであったり、生徒たちが自主的に午後10時に電源を切る動きであったりします。それほど、SNSの縛りと生活の乱れの相関関係が高いことが社会的問題になっています。
ある程度学力を持ち、進路が明確な子どもたちと、そうでない子どもたちの格差が益々広がっています。それに自己肯定感(自己受容)と規範意識を加えますと、小学校の時にこそ、しっかりと身に付けさせたい、環境改善をしたいことが一人一人に明確になってきます。「地の塩151号」「地の塩159号」の内容と関連づけて是非お考えください。
今回の調査で、情報機器との接触時間が子どもの生活の乱れとの関係に深く関わることが考えられます。
尚、情報機器に接することが「ない」と答えた中学生が、17.2%いたことを付け加えておきます。
○ 文部科学省は、昨年11月、小学校5年生から高校3年生まで各学年ごとに、全国の公立学校から100校100学級を抽出して「睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査」を実施しました。合計800校の内、96.4%に当たる771校から有効回答を得、その結果をまとめたものを3月に公表しました。
○ 受験勉強、学習塾・予備校通い、PC、深夜放送、SNS、ゲーム、不登校、いじめ、貧困、深夜徘徊、非行等々、急激な社会環境の変化と子どもたちを巡る生活習慣の乱れで、子どもの気力・学力・体力の低下が報告されています。その背景に子どもの睡眠時間が極度に悪化していることが懸念されています。そこで、文科省は睡眠・朝食などの生活習慣が、自己肯定感 (自己受容)や規範意識といった子どもの自立にどの程度影響しているかを調べました。
それによりますと、就寝時刻が早い小中学生ほど、「自分のことが好きだ」と答えた割合が高く、就寝時刻が遅いほど「何でもないのにイライラする」とする割合が高くなる傾向が見られました。
携帯電話やスマホで通話やメール、SNS、インターネットをする時間が長いほど、就寝時刻は遅くなる傾向があることも分かりました。寝る直前までPC・スマホ・ゲーム等情報機器に触れている頻度が高いほど、朝「ふとんから出づらい」と感じる割合は高くなりました。将に、寝る直前のスマホで「朝つらい」のです。
○ 「次の日に学校がある日の就寝時刻」では、小学生は21時~22時が41.1%で最も多く、次いで22時~23時が36.2%でした。就寝時刻は、午前0時以降の割合は、小学生3.7%、中学生22.0%,高校生47.0%でした。「睡眠時間が十分でない」と答えた割合は、小学生14.9%、中学生24.8%、高校生31.5%でした。
文科省ではこれらの集計を組み合わせて分析しました。相関関係がみられた項目は、「次の日に学校がある日の就寝時刻」が早い小中学生ほど、「自分のことが好きだ」と答える傾向が高いことが分かりました(57.9%)。一方、午前0時~1時に寝る小学生は、肯定回答が34.7%でした。就寝時間が遅い小中学生ほど「何でもないのにイライラする」と答えた割合は高くなりました。
○ 深夜0時以降に就寝している中学生は22%、高校生は47%です。学校段階が上がるにつれて、睡眠不足と感じる子どもの割合が増える傾向が見られ、高校生では3人に1人に達しました。朝食摂取率も、高校生では毎日朝食をとっているのはおよそ5人に1人でした。食欲がない、食べる時間がないそうです。
○ 「学校がある日とない日の起床時刻が2時間以上ずれることがよくある」子どもほど、「午前中の授業中に眠くて仕方ないことがよくある」と回答する割合が高いのです。「学校から帰宅後に30分以上仮眠をとることがある」子どもほど、「午前中に調子が悪いことがある」と回答する割合が高くなりました。
「朝食を毎日食べる」子どもは、「ルールを守って行動する」と回答する割合が高くなりました。また、「朝食時に家の人との会話が多い」子どもほど、「自分のことが好き」と回答する割合が高いのです。
○ スマホの使用を自制する動きが各地で見られます。PTAの協力で午後9時になるとスマホを親に預ける動きであったり、生徒たちが自主的に午後10時に電源を切る動きであったりします。それほど、SNSの縛りと生活の乱れの相関関係が高いことが社会的問題になっています。
ある程度学力を持ち、進路が明確な子どもたちと、そうでない子どもたちの格差が益々広がっています。それに自己肯定感(自己受容)と規範意識を加えますと、小学校の時にこそ、しっかりと身に付けさせたい、環境改善をしたいことが一人一人に明確になってきます。「地の塩151号」「地の塩159号」の内容と関連づけて是非お考えください。
今回の調査で、情報機器との接触時間が子どもの生活の乱れとの関係に深く関わることが考えられます。
尚、情報機器に接することが「ない」と答えた中学生が、17.2%いたことを付け加えておきます。
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