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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】いよいよ校内マラソン大会 教頭 米倉 信彦

○ いよいよ11月16日(土)は、校内マラソン大会が行われます。子どもたちは、10月中旬から20分休みや体育の時間を使って学院キャンパス内のマラソン練習コースを走り、体を鍛えてきました。海星小学校のマラソン大会には、2つの大きなめあてがあります。一つ目は、体力をつけること。子どもたちがしっかりと走る力をつけていくことです。二つ目は少しぐらい苦しくとも、最後まで頑張ろうとする忍耐力をつけることです。 
 練習を開始したばかりの頃は、同じペースで走り続けることができずに坂道で歩いたり、途中で立ち止まったりしていました。
 しかし、先週の練習では、たくさんの子どもたちが、上り坂でもぐんぐん走って登りきる力がついてきています。さらに、同じスピードで長い距離を走り続ける力もつけてきているようです。
 体育の時間には、マラソン本番コースを走り、自分が無理なく走り続けることができる目標タイムを決めていきます。 16日の本番当日は、各自で決めたその目標タイムを目指して全力で走ることになるのです。
 当日、子どもたちが自分の力を全て出し、最後まで走りきることができますよう、温かい励ましの応援をよろしくお願いいたします。

競技日程は下記の通りです。

9:00  運動場集合

9:15  競技開始(1年→2年→3年→4年
    →5,6年女子→5,6年男子の順で出発)

※マラソン当日の健康状態を見て、マラソン大会参加承諾書を登校後すぐにご提出ください。

※雨天延期の場合は11月20日(水)です。

○ 10月31日に3,4年生「幼小交流会」が行われ、小学生がマリア幼稚園の年中さんたちを連れてガイアの森を案内しました。
 3,4年生は何日も前からガイアの森の中を調べて、園児さんたちが安全に過ごせるように枯葉やクリのイガを掃除して取り除いたり、草を刈ったりしてきました。また、ドングリやクリの実がたくさんある所や、虫がたくさんいそうな場所を探しておいて、園児さんたちが楽しくすごせるルートを考えたりもしていました。
 当日、実際に森の中を案内してみると、坂が急だったり、段差が多かったりして小さな園児さんには危ない所が多くありました。子どもたちは、園児さんたちが転んでけがをしないように手を引いたり、ゆっくり歩いたりしてあげていました。森の中に着くと、「ドングリがここにいっぱいあるよ。」とか「虫は好きかな。あちらに行ってみようか?」と優しくお世話していました。中には、元気な園児さんが急に走って行こうとするので、「走ったら危ないよ。」と声をかけたりもしていました。案内は大成功だったのでしょう。園児さんたちはビニル袋の中にどんぐりや松ぼっくり、紅葉した葉っぱをいっぱい入れることができました。最後に3年生から手作りのメダルを貰って大満足でマリア幼稚園に帰っていきました。
 交流会の進行は4年生が中心で、3年生はそのお手伝いと安全な案内の仕方を見て学んでいます。この経験をもとに、3年生は来年になると園児さんを案内しながら、次の3年生に交流会の進行と園児さんたちの安全なお世話の仕方を教えていくことになるのです。この交流会を通して、相手の立場に立って思いやることのできる「おもてなしの心」がしっかりと育ってもらいたいと願っています。

【小学校の校長室から】ハロウィンと慰霊祭 校長 山田 耕司

○ 晩秋になりつるべ落としの夕暮れに家路を急ぐ人影を見る季節になりました。
 かぼちゃのランタンや魔法使いの衣裳が店頭に並びますと、今年ももう「ハロウィン」、クリスマスもすぐそこだなと思うようになります。日本でも子どもや若者のお楽しみ行事の一つとして「ハロウィン」が定着してきました。
 先日中学校同窓の集まりで友人から「山田、ハロウィンて何だ?なぜ仮装をして楽しむのか?」と聞かれました。「うん簡単に言うとお盆みたいなものかな。」「民俗学者の柳田國男の守護霊の話を聞いたことないか。遠野物語って知ってるだろう。あれだ。貴方、無神論者と言ってもご先祖様を大切にするだろう。」

○ ロンドンやパナマ(中南米)で海外生活をしました時、「ハロウィン」は土地の子ども達との数少ないふれあいの機会でした。「Trick or treat!」日本のお菓子は大人気でした。遠方からも集団でやって来ました。
 現在では欧米のキリスト教徒の家庭では、10月31日は「ハロウィン」11月1日は「万聖節=諸聖人の祝日」11月2日は「死者の日」で、合わせて万聖節の行事とします。この3日間を共同体として共に祈りを献げます。コラムにある「ハロウィン=万聖節」は正しくは「諸聖人の祝日」の前夜祭を意味します。

○キリスト教徒はクリスチャンネームを持ちます。多くの場合、自分の一生の「守護の聖人」としてゴッドファーザーから命名してもらいます。因みに米倉教頭先生は大天使ミカエル、私はペトロです。「諸聖人の祝日」はそれぞれが自分の守護の聖人に感謝のミサや祈りを献げる日です。次の日はそれぞれに所縁のある死者にミサや祈りを献げる日「死者の日」となります。キリスト教の教会暦とケルトの民俗信仰が結びついたのはアイルランドでした。「ハロウィン」はアイルランド人の移民によりアメリカに渡り子どもたちのお楽しみの行事となりました。

○ このようにキリスト教会暦では11月は死者を想う月になります。生きている人間が死者と出会う月です。秋の夜長、心地よい冷たい空気の中、人々は生命について神について黙想し深く考え祈ります。
本校では11月7日に夫津木神父様司式による「慰霊祭」を行います。子ども達に今ある自分の存在をじっくりと見つめ、神様からいただいた生命について考えてもらう。ご先祖様からの命のつながりを見つめてもらう。大切な宗教行事です。

○ 天皇陛下は10月22日、国民と190余国・機関の外国賓客が列席する「即位礼 正殿の儀」で、上皇陛下に倣い象徴天皇の姿を継ぐことを宣明されました。また神道の皇室行事では日本の安寧と地球の恒久平和を祈願されました。誰もが手を合わせて祈る秋です。どうぞご家庭でそれぞれの祈りの輪をお囲みください。

【小学校の校長室から】当たり前のことの大切さ 教頭 米倉信彦

○ 10月6日(日)令和になって最初の愛校バザーが行われました。子ども達は、この日が来るのをとても楽しみにしていたようです。開始前には、お祭り広場やお化け屋敷、体育館のゲームコーナーにはチケットを握りしめた子ども達の長蛇の列が出来ていました。校長先生の開始のカウントダウンでバザーが開始され、みんな一斉に買い物やゲームをスタート、学院内にたくさんの笑顔があふれました。バザーの中で1年生から4年生は縦割り班に分かれて環境整備係、5年生は正門・南門での受付係、6年生はゲームコーナーでのお手伝いとそれぞれ学年に応じての役割がありました。どの子ども達も一生懸命に自分の担当した仕事を行っており、楽しむばかりではなく、お客様のために働いて喜んでもらうという大切な体験も積むことができました。
また、今回の愛校バザーのために1学期から保護者後援会の役員の皆様をはじめ、保護者の皆様で準備を開始、2学期になると連日のように学校に集まって、準備や製作、話し合いを行ってくださいました。前日(5日)は遅くまで最後の飾り付けを行われているブースもあり、頭の下がる思いでした。お陰さまで大変楽しいバザーを行うことができました。ご参加・ご協力いただきました全ての皆様に感謝申し上げます。 

○ バザーの光景を見ながらひとつのことを思い出していました。今から50年以上前のことです。私が子どもの頃に生まれ育った場所は、日本三景「安芸の宮島」の対岸、廿日市町(現廿日市市)です。家の周りには田んぼや畑が一面に広がり、トンボやホタルがたくさん飛んでいるという自然豊かな土地でした。数軒の家で集落が構成されており、私は弟たちと近所の庭や稲刈りの終わった田んぼの中を走り回って遊んでおりました(現在は開発が進み、昔の面影はほとんどなくなっています)。やがて中学生になった私は、最寄の駅から電車通学をするようになりました。現在の電車・バスのように優先席や譲り合いシートがない時代です。電車の中では、お年寄り・病人・妊婦さんに席を譲ることは当たり前のことでした。周りの大人や学校の上級生が当然のことであると席を譲り合っていました。休日に両親と電車に乗って出かけた時、よく父がお年寄りの方や大きな荷物を持った人に声をかけて席を譲っている姿を見ました。そのようにして、これが当たり前のことなのだということを学んでいったように思います。今でも電車やバスに乗り、どの場所の座席に座ろうとも、後から乗車してこられるお年寄りの方などに座席を譲ろうという気持ちで席に座っている自分がいます。
 今年の夏休み、私は腕に三角巾をしてバスに乗車する機会が数回ありました。その度に周りの乗客の方が親切に通路を開けてくださったり、席を譲ってくださいました。病気やけがで困っている人、立場の弱い人を助けようと考えている人がとても多いことに感激しました。
 ほんの些細なことですが、全ての人が相手の人周りの人のことを、労わろう、もてなしをしようと考えていくと、もっともっと住みやすいよい社会になっていけるのではないでしょうか。
保護者の皆様は、ご自分のお子様にどのような姿を見せて、どんなことを受け継いでもらいたいと思われますか。

○ 10月8日は二十四節気のひとつ「寒露」でした。露が冷たい空気にふれて霜に変わる直前の季節で、本格的な秋の始まりです。夏の暑かった頃と比べて、学習にもしっかりと取り組める季節ですね。朝晩は急に涼しくなってきましたし、インフルエンザも流行り始めています。子どもたちが体調を崩さず、落ち着いて勉強に取り組んでいけますようご協力をお願いいたします。

【小学校の校長室から】ローマ教皇日本訪問 校長 山田 耕司

○ 全力で頑張ったファミリースポーツデーを終え、今週末は、子どもたちが待ちに待った「愛校バザー」です。 海星ファミリーの楽しい行事が続きます。本当に海星ならではの楽しい学校生活が送れます。保護者後援会の皆様のご支援ご尽力にいつも深く感謝いたしております。
さて、ご案内のようにフランシスコ教皇様が11月23日に来日されます。24日は長崎と広島訪問、25日は東京訪問、26日に離日のスケジュールが発表されました。長崎と東京では教皇司式の「ミサ聖祭」が行われます。私も数人の先生方と長崎のミサに参列し、翌月曜日の「全校朝礼」で子ども達にその様子や教皇メッセージ・感想を伝えたいと思います。

○ 私は18年前、ロンドンでの勤務の帰途、当時バチカン勤務であられたイエズス会の神父様の計らいで「教皇謁見(集団)」の機会を与えられましたが、当日ローマ空港閉鎖(空港職員ストライキ)のため実現できませんでした。今回待ちわびていました夢が叶います。
子ども達には各学年の「宗教」の時間に「フランシスコ教皇様」を主題に取り上げ、教皇来日のテーマ「すべてのいのちを守るために」を学び合いたいと計画しております。また、全児童にフランシスコ教皇様日本訪問記念の小さな記念品を用意したいと考えております。

○ 教皇様は現在82歳。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでイタリア系移民の子として生まれ、2013年3月にアメリカ大陸初の教皇として選出されました。
アルゼンチンの大司教だった頃から自家用車は持たず公共交通機関を利用し、場末の質素なアパートに住んで自炊をし、下町の「小さくされた人々」に寄り添う姿勢をとっておられました。

○ 今日の日本には、いのちと平和に関する諸問題が山積しております。経済、環境問題、近隣諸国との関係(韓国・北朝鮮・ロシア・中国・台湾)等の問題のほか、大規模な天災や原発事故からの復興も持続的な課題として存在します。いのちの尊厳を踏みにじる事件も少なからず発生し、孤独や孤立のうちに誰からも助けを得ることなく、いのちの危機に瀕している方も少なくありません。教皇様がこの度の日本訪問で、この現実の中に生きる全ての人へ、神様のいつくしみと愛を示し、希望を生みだしてくださることに期待しております。
私たちは、一般的に「暴力は暴力で叩き潰したい、お金の力にお金で打ち勝ちたい、賢い人をさらなる賢さで打ち負かしたい」と思いがちです。しかし、この世の力でこの世をただすことは難しいことです。不可能かもしれません。フランシスコ教皇様は「この世界は福音の価値観で変わる」と固く信じて、その通りに生きておられる方です。

○ 9月23日ニューヨーク国連本部での「地球温暖化対策サミット」で一人の女子高校生(16歳・スウェ―デン人)が、世界の首脳に地球崩壊のドラマを始めた「気象変動問題」について訴えました。「(あなたたちは)経済成長の話しかしていない」「あなたがたは私たちを裏切っている。でも、若い人たちはあなたの裏切りを悟りはじめている」と。
2018年、彼女の暮らすスウェーデンが熱波と山林火災に襲われました。「二酸化炭素の大量排出」に伴う気候変動が原因とされます。彼女は「地球崩壊」が始まったと地球温暖化阻止と気候変動問題に国家が積極的に取り組むことを訴えました。その行動として、毎週金曜日学校を欠席し、座り込みによる「学校ストライキ」を始めました。この行動はSNSによって欧州各地に拡散されました。賛同する若者が「気候変動問題」のデモンストレーションに加わりました。その輪は欧州から世界に広がり、南太平洋の島々の若者も立ち上がりました。このままでは国土が太平洋に沈みます。
 彼女の訴えは、2015年発表された教皇教書「ラウダート・シ」と同じ趣旨です。祈りと共に行動することの大切さ、小さくされた地球上の被造物のいのちの尊厳を求める「福音的価値観」をここに学びます。

【小学校の校長室から】コミュニケーションの大切さ 教頭 米倉信彦

○ まだまだ残暑の厳しい日々が続いておりますが、朝晩はずいぶん涼しくなり、南運動場やガイアの森では、盛んに虫たちが鳴き始めています。少しづつ秋の気配を感じるようになってきました。
私事ではございますが、肩の手術により7,8月の長期にわたりお休みさせて頂きました。その間子ども達や保護者の皆様方には大変ご心配をおかけいたしました。申し訳ございませんでした。
 9月9日(月)から元気に学校に復帰することができました。また今まで以上に子ども達と一緒に学校生活を送っていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

○ 今日13日は「中秋の名月」です。名月と言われているのですが、必ずしも満月とは限らないそうです。今年は14日が満月にあたるそうです。また、その時の満月は、地球との位置関係から今年見える満月の中で一番小さく見えるのだそうです。
 古来より、月を見て詩歌や俳句を詠み、お供え物をする風習が日本にはありました。今年は日々の忙しさを忘れて、家族ご一緒に名月鑑賞される時間を作られてはいかがでしょうか。

○ 2学期を順調にスタートした子ども達の次の大きな目標は、ファミリースポーツデーです。お父様やお母様、おうちの皆様に頑張っている姿を見てもらおうと子ども達は力いっぱい練習に励んでおります。1,2年生は「カンフーレディー」の振り付けを覚えようと何度も同じ動きを繰り返しています。3,4年生のダンス「パプリカ」はほぼ完成に近づきつつあり、より美しく踊れるように運動場で汗を流しています。5,6年生は「集団行動」。足並みをそろえ、みんなの心を一つにして歩く練習に励んでいます。どの学年も、限られた練習時間を有効に使って最高の演技に仕上げようとがんばっております。ただし、子ども達は毎日相当疲れて帰宅すると思います。十分に栄養をとり、しっかりと体を休め体調を崩さないようにしてあげてください。そして9月22日(日)に行われるFSDには、保護者の皆様の暖かく大きな声援をよろしくお願いいたします。

○ 日韓関係がぎくしゃくする今年の夏休み、私は病院の中で幅広い年代の方と接する機会がありました。そこで感じたのは、やはりコミュニケーション力の必要性でした。『相手は、何を言いたいのだろうか』と考え、『では、このお尋ねをすればわかるだろうか』『相手は、いやな気持ちにならないだろうか』などと創造力を働かせて考える。どのくらい相手の考えを理解できるか、相手に上手に自分の意志伝えることができるかは、やはり自分の努力なのだと痛切に感じました。

○ 今から何年も前になりますが、一時期の流行語として『KY』という言葉が流行ったことがありました。みんながある話題のことで騒いでいる中で、何が起こったか瞬時に理解ができない人をからかって言う言葉であったように思います。しかし、何が起こったかきちんとした意味が分からずに、周りの人に合わせて騒いでしまうほうが恥ずかしいことではないでしょうか。正直に言えた人が、「空気が読めない」と馬鹿にされていたのかも知れませんが、ただその場の雰囲気に合わせて騒いでいる人より、ずっとよいでしょうね。一番よいのは周りの状況を分かった上で、堂々と自分の意見を言える人ではないかと思います。
 自分の意見を言うからには、それなりの根拠が必要で自分の考えをしっかり持つ必要があります。そのためには常に勉強しておかなくてはならないでしょう。大切なのは、その努力をコツコツと続けていくことだと思います。そして、意見を言えば周りからそれに対しての意見も出てくるでしょう。相手の話をよく聴くことで相手の考え方が分かり、必要に応じて自分の考えも伝える。コミュニケーションの大切さです。また、考え方が間違っていれば修正をしていくこともできるのです。