福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校の校長室から】ペトロの生き方 教頭 米倉信彦

○イエス様の12人の弟子の中にシモン・ペトロというお方がいます。彼はもともとガリラヤ湖で漁師をしていましたが、イエス様に声を掛けられ、最初の弟子となられました。12人の弟子たちのリーダー的存在で、イエス様のもっとも信頼を寄せられていた弟子です。大変おっちょこちょいで、何か言われたことにすぐ反応する方だったようです。マタイ福音書の中にこのような箇所があります。
ある時、イエス様がある地方に行かれた時、弟子たちにこのようなことをお尋ねになられました。


そこでイエスは、「では、あなたたちは私を何者だというのか。」と仰せになった。
すると、シモンペトロが、「あなたは生ける神の子、メシアです。」と言った。これに
答えて、イエスはペトロに仰せになった。「バルヨナ・シモン、あなたは幸いである。
あなたにこのことを示したのは人間の知恵ではなく、天におられるわたしの父である。

     (中略)

私はあなたに天の国のかぎを授けよう。あなたが地上でつなぐものは、天においても
つながれ、あなたが地上で解くものは、天においても解かれるであろう。」

     (中略)

この時から、イエスは、自分がエルサレムに行き、長老や、大祭司や、律法学者たちから
多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目に復活することを、弟子たちに打ちあけ始めら
れた。すると、ペトロがイエスをわきへ引き寄せ、いさめて、「主よ、とんでもないことです。
そんなことはありません」と言い出した。イエスは振り返ってペトロにいわれた。「サタン、引
き下がれ。この誘惑者。あなたの考えは神のものではなく、人間のものである。」
                                 
                                   【マタイ福音書16節15~23】

最初はイエス様から最大限のお褒めの言葉をいただきましたが、その後イエス様のおっしゃることにすぐ反応して、今度はイエスに叱られてしまいます。彼は、物事をあまり深く考えないで行動し、何度も失敗をする方だったようです。彼は、失敗した後涙を流して後悔し、反省して前向きに生きてこられました。人間は、つい軽はずみな行動をとって失敗し、叱られることが多くあります。私も思い当たることが多々ありますが、ペトロのように反省し、何度も心を入れ替えて前向きに生きる(回心する)姿を見習っていきたいと思います。

○マリア様の青いマントのようなよいお天気に恵まれた10月8日、マリア幼稚園の運動会に参加しました。認定こども園4年目の今年は、0歳の天使組からA組の年長さんまでの全園児が参加しました。精一杯走ったり、踊ったり、どの子の目もキラキラ輝いていました。両親と手をつないで演技している園児は、本当に幸せそうなよい笑顔を見せています。親の愛情をひしひしと感じました。
年長さんは、檀上に上がって開会宣言や園児のあいさつ、準備運動や選手紹介の放送、ゴールテープ持ちなど色々な仕事を立派に行っていました。小さな子をしっかりお世話する年長さんと、先日小学校で行われたFSDの6年生の姿が重なって見えました。
 運動会最後の演目「パラバルーン」で年長さん達の息の合った演技を見て、 子ども達の可能性の大きさに感心させられました。この子達は、来年になると小学校に進んでいきます。どんな小学生になってくれるのかとても楽しみです。

【小学校の校長室から】ファミリースポーツデー 校長 山田耕司

○ 本校では「運動会」を「ファミリースポーツデー」(略称FSD)と呼称します。
「一体いつごろからこのように呼んでいたのでしょう」の問いに答えるために、学校文集「ひかり」の創刊号~4号と5号(創立10周年記念誌)及び10号(創立15周年記念誌)を読んでみました。「ひかり」は現在は発展し保護者、卒業生も参加する校友会誌となっております。

○ 50年前(昭和43年4月)学校が開校しました時は、1年生のみで23名(男子13名女子11名)でした。小学校の運動会はまだなく、中高等学校の「体育祭」に参加しました。昭和46年4年生が最上級生になった時には、小学生鼓笛隊が誕生し体育祭を彩りました。
 開校5年目(昭和47年5月)初めて小学生だけの運動会が始まりました。長住小学校から大綱を借りて綱引きをしました。この春の運動会はスポーツデーとして球技大会(ドッヂボール・ソフトボール)の形式でした。マラソン大会もこの年に始まりました。また、「剣道」が正課として取り入れられました。
 開校8年目(昭和50年)秋、児童数も150名を越えましたので、保護者や卒業生も参加する第1回「ファミリースポーツデー」が開かれました。以後運動会はFSDと呼称されています。

○ 低学年の徒競走は直線を走ります。1年生は30m、2年生は40mです。オリンピック陸上の花形は100m走です。全筋肉を総動員しての走りに観客は吸い込まれ感動します。1年生にとりまして、まっすぐ走ることは至難の業です。大人の私でもまっすぐ歩くことさえままなりません。加えて速く走りたいのです。腕を振って太ももを大きく上げて走りたいのです。その時のなんと真剣な眼差し。桐生選手がとうとう10秒を切り9秒98を出しました。山縣選手も10秒00を出しました。
 日本チームは「100m×4」が得意です。リオのオリンピックで銀メダル、でロンドンの世界陸上でも銅メダルを獲得しました。絶妙のバトンタッチが日本のお家芸と言われます。
 海星の子どもたちの走りは、今年は一段と見事でした。バトンゾーンの使い方やバトンタッチの呼吸にも工夫と練習の跡がよく見えました。

○ 5・6年生演技「グループアクション2017」(集団行動)は、3年前「組み体操」の安全性が全国的に考慮され、文科省や教育委員会から運動会の種目として改善の示唆された事を受けて「組み体操」に替えて導入したものです。本校では3年目になります。
 「集団行動」の素晴らしさは、テレビ放映の日本体育大学「集団行動」でご存知の方も多いと思います。「集団行動」には、基本的な行動様式があります。 ①姿勢3種 ②方向転換3種 ③集合・整頓・番号・解散7種 ④列の増減4種 ⑤開列(両手・片手間隔に開け) ⑥行進5種 ⑦足踏み3種 ⑧礼です。
 これを組み合わせて演技を構成します。小学校レベルでアレンジをしての今回の公開でした。限られて時間の中で練習を集中的に重ねた結果、当日の皆様の大きな拍手でした。

○ 最後の演技は恒例の「海星音頭」です。当時の先生方の創作で、昭和59年度から踊り継がれております。音曲が古くなりましたので平成27年に老司公民館民謡教室のご協力を得てリニューアルしました。
「海星音頭」の輪は、はち切れんばかりの参加者で、開校50周年にふさわしいものとなりました。ありがとうございました。
親子3代でFSDをお楽しみいただく姿に、さらに発展する海星の姿を見させて頂きました。

【小学校の校長室から】遊具お披露目式  教頭 米倉 信彦

 
○南運動場に夏休み期間中に設置されたアスレチック遊具のお披露目式が9月6日(水)に行われました。今回新しく入ったアスレチック遊具は、
①「オリオン座の平均台」
②「ウォールアスレチック」
③「連続丸太渡り(丸太吊橋とゆらゆら丸太)」
④「ロープ渡り」の4種類です。
 ①
オリオン座の平均台


ウォールアスレチック


丸太吊橋ゆらゆら丸太連続丸太渡り
          

ロープ渡り


 式の中で、カトリック老司教会の夫津木神父様より、子ども達みんなが仲よくお互いに譲り合いの心を持ち、怪我無く安全に遊べますようにと聖水で遊具の祝福をしていただきました。体育委員会からは、みんなが怪我をしないで遊べるようにと使用についての注意事項が発表されました。これは、事前に4~6年の体育委員会が委員会活動の中で実際に遊具を点検しながら、どのようにみんなが使っていけばよいかを調べて考えたものです。これからは、このアスレチックを使って、バランスを取ったり、腕の力を使ったりしながらしっかりと体を鍛え、分かち合いの心を持った優しい海星っ子に育ってくれることでしょうね。

○私がまだ小学生だったころ(今から50年ほど前)、夏休みの最高気温が30度を超えるという日は本当に希なことでした。ひと夏に1回か2回天気予報で明日の気温が30度になるという予報を聞いて、びっくりしていたことを記憶しています。そんな暑い日でも、午後3時ごろになると必ず夕立がやってきて、夕方には涼しい風が吹き始め、熱帯夜などは全くありませんでした。
しかし、今はどうでしょう。最高気温が30度を超すのは当たり前、時には36度37度の予報が出ることもあります。私たちにとって快適な生活を手に入れようと、人間は色々知恵を絞り、便利なものを作ってきました。里山や田圃は造成され、びっしりと住宅が立ち並び、家の中は、エアコンで快適な温度に保たれている…。どこかに移動するには自家用車(一家に2台、3台あるなんてことも…)。また、どんなに細い道でもアスファルトで舗装され、とても車が走りやすくなっており、小さな川もコンクリートで護岸整備がされたり、コンクリートで蓋がされたりしている。
私たちは、快適な生活を手に入れてきましたが、その代償として大切な何かを失いつつある気がしてなりません。

○「シャーシャーシャー」と元気よく鳴いていたクマゼミの鳴き声が全く聞こえなくなり、「ツクツクツク、ツクツクボーシ、ツクツクボーシ」とガイアの森の中から聞こえてきます。私はこの鳴き声を聞くと、秋がやって来たなと感じます。まだまだ、日中は汗ばむような暑い日がありますが、夜はひんやりとして肌寒い日が多くなってきました。夏の疲れが出てくる時期ですね。 特に、23日(土)はみんなが楽しみにしているファミリースポーツデーです。各学年とも個人走やリレー、ダンスなどの練習が連日のように行われており、子ども達は疲れが蓄積されてきています。しっかりと食事や睡眠を取ることで体調を整えて、ファミリースポーツデーの練習や学習に取り組んでいきましょう。

○九州北部豪雨災害への募金へご協力ありがとうございました。運営委員会の子ども達を中心に3日間(5日~7日)の募金活動を行いましたが、30,310円が集まりました。このお金は、カトリック福岡司教区のお世話で、『被災地ボランティア本郷宿泊所』に送金していただきます。

【小学校の校長室から】充実した2学期に! 校長 山田耕司

〇 もう15年くらい前のことでしょう。当時福岡県小学校社会科教育研究会の世話役をしていました私の学校に、研究同人の権藤與志夫先生(元九大教育学部長)がたびたびお寄りくださいました。そのご教授で後に大学に勤めることにもなりましたし、仏教への関心ももつようになりました。ある時購読する新聞が話題になり、「文化教育欄は日経がいいですよ」のご推薦があり、朝日・西日本と共に読むようになりました。今回ご紹介していますのも日経のコラムです。社会学者の橋爪先生(プロテスタント信徒)が、旧約聖書出エジプト記の言葉「心配するな、何を語るか私が教える」に触れ、「子どもは、そこに存在するだけで価値がある。そして自分で変化する。大人は、その成長の環境を整えるだけ。その変化の、ほんの手助けをするだけだ。」と結ばれておられることに共感します。

○ 長い夏休みいかがお過ごしでしたか。自由研究ははかどりましたか?
私は北海道旅行の1日、4年生の孫娘を自由研究の一つにと、白老町の「ポロトコタン」に伴いました。移民が100万人を越えた日本は、外国人労働力に依存し共生する時代がそこまで来ています。日本は単一民族の国と誤解しがちな子どもに、「北日本には昔から北方狩猟民族アイヌが住んでいたんだよ」を気づかせたいと思いました。白老のポロトコタン(アイヌ語で大きな湖の集落の意味)は、中学校の教科書にも採用される民俗遺産です。
 湖のほとりに6軒の家屋があり民俗舞踊も公開され資料館展示もあります。孫娘は「私にはちょっと無理」さえない表情です。それでもアイヌの歌を聞き、集落の写真撮影とアイヌ舞踊の録画は撮りました。アイヌ民話の絵本も1冊求めました。次に何かのきっかけで自身で紐解くとよいでしょうから。「子どもは、そこに存在するだけで価値がある。そして自分で変化する。大人は、その成長の環境を整えるだけ。その変化の、ほんの手助けをするだけだ。」

○ 1年でもっとも長い2学期のスタートです。創立50周記念行事「木製遊具」が南運動場に設置されました。9月はファミリースポーツデーに向けての練習が多くなります。10月は九州地区教員研修会で200名の先生方が来校されます。3年間取り組んできました本校のアクティブ・ラーニングを公開します。11月3日は「愛校バザー」です。私たち大人にもたくさんの喜びをもたらしてくれる子どもたちの活躍が楽しみです。充実した2学期にいたしましょう!

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【小学校の校長室から】日中韓 国 際 交 流  教頭 米倉信彦

○7月7日(金)に第4回目となる日中韓国際交流が行われました。
 この訪問団は、5年ほど前に始まった日中韓児童友好絵画展で優秀な成績を収めた児童とその保護者や引率の教師で構成されており、福岡で行われる表彰式に参加する前日に海星小学校に立ち寄って子ども達同志の交流を行っているのです。
 今回は、中国から子ども11名大人6名、韓国からは子ども14名大人17名総勢48名の方が訪問団として来校していただきました。朝9時に学校に到着した訪問団は、すぐに各教室の授業を見学して回りました。2年生が音楽の授業でスイミーの歌を楽しそうに歌っているところを、興味深そうに見学していました。1年生と4年生は算数の授業でした。小学校中学年ぐらいの中国の子ども達が、ノートや教科書を覗き込んで見ていたのが印象的でした。
 中国の子ども達が図書室で興味を示したのが、畳コーナーでした。中国では畳のように下に座ることが少ないそうで、畳の上をごろごろと転がって楽しんでいました。

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 3校時は、全校が学院の講堂に集まっての、交流集会が行われました。 本校聖歌隊に始まり、中国の子ども達が披露してくれたのは、京劇の踊りを1人が踊り、他の3人の子が毛筆の作品を書くというものです。写真右から、14歳、6歳、9歳の3人が見事な達筆の作品を仕上げました。

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この作品は、マリアロビー奥の掲示板に掲示してありますので、ご覧ください。
 韓国の子ども達のパフォーマンスは、なわとびとダンス、全員の合唱でした。韓国の子ども達が一生懸命演技している姿に大きな拍手が送られました。

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 この後、縦割り班に分かれて、三国参加で遊びの交流が行われました。各班ごと「折り紙」「トランプ」「けん玉」「フルーツバスケット」「将棋・動物将棋」「とんとん相撲」「蹴鞠・竹馬・ドッジビー」を担当するグループに分かれて、中国・韓国の子ども達と楽しい
時間を過ごすことが出来ました。言葉は通じなくても、子ども達はすぐに打ち解けあって一緒にゲームを楽しんでいました。

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 本当に短時間の交流でしたが、お隣の国のお友達や、文化について触れたことで、海星の子ども達は色々な刺激を受け取ったことでしょう。これを糸口とし、周りの国と仲よく交流していく国際性豊かな子ども達が育ってくれることを願っています。

○甚大な被害をもたらした『九州豪雨』から10日目を迎え、朝倉市などでは、なお18人もの方の安否が分かっておりません。(13日現在亡くなられた方は30人)その家族や知人の焦燥感・失望感は計り知れません。なお、5年生の農村民泊先のうきは市は、大きな被害が無く、安堵いたしました。この豪雨により被災された皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられました方々のご冥福をお祈りいたします。子ども達も、昼食前のお祈りにて東日本大震災で被災された方々、熊本地震で被災された方々と共に今回の九州豪雨で被災された方々のためにお祈りをしております。

○いよいよ19日(水)は第1学期の終業式です。子ども達は、学期の始めに立てた目標を十分に達成することができたでしょうか。これから40日の長いお休みに入ります。健康に気をつけ、有意義な夏休みを過ごして、新学期に元気な姿を見せられるようにしてください。