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  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【小学校-校長室から】福岡海星小学校は?

教頭 松本 裕子

〇8月に台風が来なかった年は珍しく、その分、海面の温度が上がり、9月以降の台風の勢力が強くなると予報されていました。まさしく先日、九州地方に大きな影響を及ぼした台風9号と10号。皆さまのお住まいの地域は大丈夫だったでしょうか。
 台風9号が接近したときは、ガイアの森の樹や枝が5本も倒れてしまいました。そして、キウイ棚の柵が倒れました。べランダにあるプランターは飛ばされ、土がこぼれてしまいました。台風10号は「特別災害警報」が発令され「最大級の警戒が必要」とされましたので、学校は前々日に子どもたちや先生方みんなでプランターや鉢植え、ホースを校舎の中に入れ、窓ガラスが割れて吹き飛ばないようにと、鍵をロックし、カーテンやブラインドを下ろしました。キウイもたくさん実っていたので、吹き飛ばされては大変と先生たちで収穫しました。今年は、子子どもたちに配れるくらいたくさん実りました。本日、ひとり1個ずつ持たせて帰しています。
おかげさまで、台風10号は接近途中で「特別災害警報」が解除され、風速も弱まり、大きな被害はありませんでした。これは、先に通過した台風9号が海面の温度を下げたことで、10号の勢力が弱まったようです。台風通過後の気温も朝夕随分涼しくなりました。
〇自然界に起きる出来事は、時に厳しく、辛いものです。「神さまは、どうしてこのような辛いことをなされるのでしょうか」私たちの素朴な疑問です。
 神さまは、聖書の創世記の中で「初めに神は天地を―」創造された。(中略)神は光と闇を分け ―」と次々と創造されます。そして最後に「神はご自分にかたどって人を創造された。男と女に創造された。神は彼らを祝福して言われた。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。(中略)神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ、それは極めて良かった。夕べがあり、朝があった。第6の日である。」とあります。神さまは初めに人ではなく、宇宙を創造されたのです。私の勝手な解釈かもしれませんが、素晴らしい宇宙を造られて、そこに人を住まわせたいと考え「それは極めて良かった」と納得されます。つまり、わたしたちは神さまからいただいた素晴らしい宇宙を守っていき、その中で生かされているのです。しかし、人間文化が進化したことで、美しい宇宙を壊してしまいます。そのひとつが地球温暖化であり、そのことでさまざまな災害が起きています。
 それでも、神さまは「わたしはあなたと共にいる神あなたを支える。」と、いつでもわたしたちの声に耳を傾けてくださっています。そして祈るたびに、わたしたちは神さまの創造物のひとつとして、自分の使命を考える機会を与えてくださっています。
〇9月2日から10日までの期間、学年ごとに授業参観と学級懇談会がありました。それぞれの学年を参観させてもらいました。進級して初めての授業やお子さまの様子はいかがだったでしょうか。学級懇談会では歌あり、レクリエーションあり、絵本の読み聞かせありと、それぞれの学年にあった懇談会でした。
保護者の皆さまには、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、スクールバスの変更や送迎、健康観察など、たくさんのご協力をいただきまして、心より感謝申し上げます。今回、懇談会後に保護者の皆さまから質問や要望をお聴きしましたので、保護者の皆さまのご質問にいくつかお答えいたします。

〇毎日の送迎やSB新コースはいつまで続きますか?
・新型コロナウイルスのワクチンができるまでを目安にしています。マスク着用や3密を避ける行動も同様です。

〇新型コロナウイルス感染拡大防止策は、どうなっていますか?
・文部科学省、厚生労働省、経済産業省、福岡県・市教育委員会、私学協会の通達をもとに「新型コロナウイルス感染症校内保健
管理体制ガイドライン」を作成し、組織的に対策をとっています。
・学校医は、新型コロナウイルス感染症の受け入れではなく、あくまでも疑いのある子どもへの相談や専門医療機関へ繋げるの  が役割です。
・学校では、手洗いと消毒を徹底していますが、現在、無添加のハンドソープが品切れ状態です。
 入荷が9月中旬から下旬予定。それまでは、無添加の石けん(固形)で対応しています。手洗い後は、消毒を徹底しています。
*皮膚の弱い子どものために無添加にこだわっています。
*アルコール消毒も皮膚の弱いお子さんのために個別で対応しています。
*教育委員会は、手の消毒は、手洗いができない場合に行うように指導していますが、本校では、手洗い後も必ず消毒をするよ   うにしています。
・校内保健管理体制には、児童支援チームもあり、新型コロナウイルス感染者が出た場合も、子どもや家族の皆さまの個人情報  を守り、差別やいじめに繋がらないように、対応いたします。
・「健康観察カード」は、毎日記入が必要です。新型コロナウイルス感染症の家庭内感染が増えていることから、家族の健康状態  を記入する欄を設けています。万一、お子さまが新型コロナウイルスの陽性者になった場合は、この記録が大変必要になって
 きます。保健所に2週間前から記録の提出が求められますので、忘れないように記録をお願いいたします。

〇SB新コース3便になり、利用人数が増えて心配。密になっているけど大丈夫ですか?
・コースによっては、人数が増えているところもあります。新コースになる前からバス内の消毒を徹底していましたが、今後も続け  ていきます。バス内の換気も併せ、マスクの着用も継続して指導します。また、子どもたちへのバスマナーについても指導して   いきます。おしゃべりをしたり、マナーが守れない場合は、バスを降りてもらいます。
・バスを増やしたり、バスを学院で共有して使用することはできません。感染リスクを最小限に減らすための理事長判断です。
・今回コースが減ったことで、西鉄バスを利用される方もいらっしゃいます。従来通り帰りは、西鉄バス停まで職員が送って
行ってます。

〇子どもが熱を出したときは、どうしたらいいのですか?
・まずは、かかりつけの病院に連絡をしてください。受診するかしないかは、お医者さんの指示に従ってくさい。
・学校への登校は、お医者さんの指示に従ってください。
・保護者の判断で登校させることがないようお願いいたします。

〇どうして、小さい弟妹がいる家庭は、一緒にお迎えに行ってはいけないのですか?
・新型コロナウイルスの感染予防のためです。
 たくさんの方が出入りする学校は、どこでウイルスをもらうか分かりません。無症状の方もいらっしゃいます。厚生労働省の通達  のもと行っております。
 小さいお子さまがいらっしゃり、お迎えに来られた方は、学校へ連絡していただきますと、職員が車まで児童を連れて行って
い ます。
*小さいお子さまがいらっしゃらない保護者の方は、お子さまを迎えたら、立ち話などをされずに速やかな下校をお願いいた
します。

〇熱中症対策はどうなっているのですか?
・毎朝、暑さ指数(WBGT)を職員で確認し、指数が高い時は、外遊びを禁止しています。
・マスクを着用していて、息苦しくなったりした場合は、周りに人がいないことを確認して、マスクを外してよいことを指導しています。
・体育の時間はマスクを外しています。
・授業中でものどの渇きがあった場合は、水分をとらせています。
*校舎内はエアコンをつけ、換気、サーキュレーターをまわしながら、対応していましたが、8月までは特に暑かったです。
保健室でも、塩タブレットを舐めさせたり、アイスノンで冷やしたりと対応いたしました。

*今回、新型コロナウイルスについてのご質問が多くありました。まだ、未解明のウイルスだけに心配です。学校と家庭との
信頼関係なくしては、子どもたちを守っていくことはできません。引き続き、ご理解・ご協力をいただきますよう、よろしくお願い
いたします。

【小学校-校長室から】3密と3つの力

校 長 山田 耕司

1年中で最も長い学期2学期が始まりました。各学年自分の教室で学級全員での学びがスタートしました。教室のスペースがありますので、さらに厳しいコロナ禍対策が求められます。工夫と努力を積み重ねてまいります。ご理解・ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
日本の「衛生」観念は
○ 休み時間ともなれば、ガイアの森の中から子どもたちの声が聞こえてきます。この森は、かつて那珂川の中流域にありました老司古墳群の一つ「浦ノ田古墳」前方後円墳の名残です。この地域を治めた大王一族の墓と推定されます。那珂川に沿って作られた道は、有明海に面した吉野ヶ里と博多湾に面した奴国(那国)を、脊振山を越え結ぶ古代街道でした。  
村の中央を流れる「裂田溝」(さくたのうなで)は、日本書紀に記載される日本最古(4世紀末)の人工水路で、那珂川の東部平地を那珂川市山田から発し那珂川市今光に至ります。現在も農業用水として活用されています。農耕文化を生んだこの地の古代人は、村人や家族が、里山や森や那珂川の平地の自然と上手に共生し暮らし、その営みは中世~近世・近代・現代へと繋がってきました。
○ 米作りを中心とする日本の集約農業は水の共同管理と労働の協業(協力)が基本です。耕地の開墾・開拓には郷士や村役人が率先して村人を束ねて行いました。人々は狭い耕地を有効活用して農産物の増産をはかりました。川はすべての命の源として活用され徹底して管理運用されました。この農耕の発展過程で水を保つ「衛生」の概念の一つが培われました。
○ 明治維新により西洋文化が流入します。江戸の長屋に代表される日本住宅は、手狭で軽量で火事と伝染病蔓延の温床でした。政府は近代化の一つとして街づくりの改革にも乗り出します。最重要課題は上水道の敷設でした。
また、富国強兵策を進めた明治政府は中国との間に日清戦争を戦います。戦争には勝利しましたが帰還兵の伝染病対策が大問題でした。兵士が持ち込む伝染病・感染症の「国内パンデミック」を防ぐために水際で防疫せねばなりません。政府は急遽、彦島(下関)・似島(広島)・桜島(大阪)に検疫所を作り、果敢に対応し成功裏に治めます。ここでも「衛生」の概念の一つが生まれました。
学校の「衛生」は
〇 世界中で新型コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的に市民・国民に3密対策の徹底した協力を呼びかけています。しかし「衛生」に対する認識と実践は、人々の生活様式や文化の異なりから一様ではありません。
本校では密接対策を「くっつかない」。密集対策を「むらがらない」。密閉対策を「まどをあけよう」という言葉で啓発しております。
実践的態度は、マスクの着用、手洗いとアルコール消毒の徹底、検温で健康状態を知る、清潔な服装と清潔なからだ(爪・頭髪・歯・洗面・汗・鼻汁)、健康(食事・おやつ・偏食・咀嚼・便意)、適度な運動、ストレスの相談を期待しています。中心になる二人の養護教諭の指導、保健だよりや食育だよりの発行、スクール・カウンセラーの活動を通して啓発をしています。
子どもたちの自主を願う「3つの力」
〇 リモートによる全校朝礼を続けております。今日は3密に対して予防する海星小学校の3つの力についてお話しました。  
一人ひとりはマスク着用・手洗い・消毒・うがい等に努力を重ねていますが、長びくWithコロナの生活への対応として学校集団として「協力」して取り組むためには何ができるでしょうか。勉学以外にも子どもたちが多方面への好奇心がわくような学校生活の展開を期待した環境作りが本校教育の特色の一つです。代表委員会や委員会活動・学級の係り活動による特別活動が機能を発揮すると先生の教えに耳を傾け受け止め実行することと相まって学校生活は楽しく充実したものになります。3つの力は「委員会・係り・先生の教え」です。
○ 本日4校時に代表委員会が開かれました。各学年の学級委員・各委員会の委員長が集まりコロナ禍の委員会活動や学級の係り活動について意見を出し合いました。26日(水)6校時の委員会活動では各委員会毎に具体的な行動目標が話し合われます。
大人からの指示や情報をただ待っているだけではなく、自分たちの生活をより楽しくより豊かにするために、小さなことでも一つ一つを考え聴き合い実行していく海星っ子です。
ご家庭でも応援・励ましをよろしくお願いいたします。

【小学校-校長室から】世界中コロナ禍の中で

  校 長 山田 耕司
世界規模で蔓延する新型コロナウイルス事情をいくつか紹介いたしましょう。そこにはお国事情があります。
 ローマ・バチカンの日本人神父様の話
○ ローマ・バチカンにはカトリック教皇庁があることはご存知でしょう。ここは世界のカトリック教会の中心です。
イエスの教え(教義)を研究するグレゴリアン大学はイエズス会によって1551年に創設されました。神学・哲学・国際法などを学ぶ学生が130ヶ国1600人在籍してます。教員の殆どはイエズス会の神父・修道者です。その内20ヶ国65人が大学付属修道院で共同生活をしてます。イタリアでは感染者24万人、死亡者34000人(6月末現在)を数えました。63日間の都市封鎖が行われました。勿論大学も閉鎖、修道院には禁足令が出ました。修道院で働く職員が通勤できなくなりました。そして修道士による自給自足生活が始まりました。
〇 北イタリアでは医療崩壊で病院がパンクしました。仕方なく若者優先の治療処置がとられました。老人がベッドを譲りました。まるで戦場に準ずる措置です。フランシスコ教皇の発する「すべてのいのちを慈しむ」「傷つきやすい人に寄り添う」のメッセージがコロナ禍でもずっと響いています。
 フランスの話
〇 フランスでは医療崩壊は起こりませんでした。患者の多い地域から比較的穏やかな地域へ特別列車やヘリコプターで重症患者が移送されました。国境を越えてより近いドイツやスイスに移送された例もあります。疑心暗鬼のパニックはあっても病人や感染者を共同体から排除する習慣がないのです。勿論、コロナ禍で奮闘する医療従事者や社会福祉施設で働く本人や家族が忌避されることはありません。この国で7月下旬マスク着用義務化が始まりました。
 ロンドンの話
〇 孫娘が通うのはロンドン郊外の森の中にあるカトリックの小学校Our Lady primary School(聖母マリア小学校)です。多民族の子どもたちが通います。校地も運動場もさほど広くなく小規模ですが、先生方の手がよく届く教育を旨とする学校です。授業料も比較的安く人種に対する差別や蔑視も少ない学校です。一人ひとりを大切にするには多くの力が必要です。そこでは保護者の協力体制も非常に豊かです。学年のはじめに校長先生と保護者一人ひとりがボランティアの約束をします。「私は2週間、先生の授業のお手伝いをします」(要個別指導グループの支援)。先生との交わりがさらに深くなります。「ミセス山田なぜマスクをしているの?」「花粉症だから」(コロナの予防とは言えません)「顔を隠すことは顔を見られるとまずい何かがあることよね」「日本人はなぜマスクに抵抗がないの?」「暑苦しいし息苦しいでしょう。」「口元が見えないと何をしゃべているか何を考えているかわかるのは難しいよ」。「そのマスクどうやって手に入れたの?」(祖母が大量に送ってくれました)
親子3人でマスクをして買い物をしていますと奇異の視線が注がれます。    「でも私たち花粉症なの」
 海星小学校の話
○「熊本大雨洪水災害の支援に行った四国の市役所の人がコロナにかかっていたんでうつしたかもしれません。市役所の人がおわびをしていました。せっかくいいことをしているのにごめんなさいと謝っています。かわいそうです。」
「コロナのためにボランティアの人が熊本へ行けません。ボランティアの人が集まりません。災害の片づけができません。人吉の人がとても困っていました。」子どもたちが作文に書いています。子どもたちは毎日みんなでお祈りをしています。アベイア司教様(6月22日ご来校)が呼びかけられた災害募金に児童会運営委員会が中心になって参加しています。
 よきサマリア人の法
○訴訟社会である欧米には万が一に善意の実行者を守る
「よきサマリア人の法」があります。よく目にするのは、目の前の「病人」を介助したり救助したりしなくてはならないという「伝統」です。ヨーロッパ・地中海の古代社会では、疫病が前世の報いや現世の行いへの天罰と解釈されていました。それを打ち消したのがキリスト教です。聖書に明快なのが「よきサマリア人のたとえ」(ルカ福音書10・30-35)です。イエスは弱者に寄り添うこと「隣人を愛する」ことが救いの条件であると説きました。その「伝統」はどんな時代も乗り越えて今に生きています。好例であるマザーテレサの姿は日本にも及びました。むしろフランスでは危険な目に遭っている人を助けないことは処罰の対象なのだそうです。
私たちもコロナ対策につとめ酷暑の夏を乗り切りましょう。

【小学校-校長室から】脳 科 学

教 頭 松本 裕子
〇先週から降り続いた大雨が、各県で大きな被害をもたらしています。数十年に1回の大雨が毎年のように災害となって私たちの生活に打撃を与えます。 みなさまの地域は大丈夫だったでしょうか。今後も地盤が緩んでいますので、土砂災害の危険があります。雨の降り方には十分に注意をして、ご家族で災害時の避難について話し合っておくことも大切ですね。
〇先日、職員室で理科専科の中村智彦先生から3枚の絵を見せられました。「教頭先生、この絵はどう見えますか?」それは、目の錯視(錯覚)を利用した絵でした。模様が歪んで見えたり、少女が老婆に見えたり・・・。私たちの目のしくみは、カメラと似ています。目に映った画像を脳へ送り、はじめて現像して「見る」と認識するのです。その際、脳は誤った認識をしてしまうことがあります。これはその人の心理的なものだったり、経験や体験したことだったりが関係します。だから人によっては同じ絵を見ても違うものに見えたり見えなかったりするのです。中村先生は、これを5・6年生の理科の学習で子どもたちに説明されたそうです。つまり、同じ授業を聴いていても聴こえない人がいます。これは、脳が別のことを考えているからです。考えているときに私語などが入ってくると思考が中断します。目の錯視を通して「脳の科学」を解かれました。
〇私たちの脳は、あらゆる刺激によって発達していきます。乳児期は「物」を舌や手、足で感じ脳へ情報を送り発達させます。幼児期からは「人」との関りによって大きく発達します。社会性が培われていくのです。社会性は、社会的規律を学ぶこととも言えます。同じ空間の中で違った環境で育った者同士が集まり生活するためには、ルールが必要になってきます。これは、お互いが気持ちよく生活するための約束ごと(規律)です。家族という小さな社会から保育園や幼稚園、学校へと社会が広がるにつれ、人との意見の相違が出てくるのは、当たり前です。人は思い通りに行かなくなったとき、怒り、悩み、考え、解決へと思考の一連を辿ります。これが、脳を刺激し発達させていくのです。今まさに「新しい生活様式」になった私たちの社会は、大きく変わろうとしています。コロナウイルスと共存をするためには、ウイルスの特性を知り、感染しないように自分でできる生活を考え、解決策へと導くチャンスです。これもダメ。あれもできない。だからどうしよう。安全に遊ぶには・・・。脳を活発に働かせるチャンスと捉えるといいですね。
〇先週の全校朝礼でのみことばは「信じる人々のために祈る」でした。校長先生のお話の内容は、「みなさんの中には嫌いな人がいるでしょう。話したくない、仲良くしたくない人もいるでしょう。しかし、そんなときにこそ、神さまに祈りましょう。神さまは、私たちが弱い人間だということを知っておられます」その後の子どもたちのみことば作文では「なかなか嫌いな人と仲良くすることは難しいです。でも、神さまに祈って話してみようと思います」「神さまが一つになることを望んであるので、頑張ってみようと思います」この子どもたちの作文を毎週金曜日にクラスで聴き合います。現在は、聴き合い活動ができないため、先生の方で子どもたちの作文を紹介し、子どもたちの考えを聴き合います。5年生の聴き合いでは、子どもたちから「自分は神さまに祈っても仲良くなれないと思います」との考えの子が数名。「仲良くなれないかもしれないけど、嫌いな子を理解することはできるかも」。「祈りの力」は、神さまが違った考えを持った人たちを理解できるようにしてくださる、素晴らしい知恵なのだと感じます。
〇その素晴らしい知恵をいただける環境の海星小学校で、考える「脳」をしっかりと働かせてください。充分な食事・衣服・学習環境を与えてもらうばっかりで、不自由な生活の経験がない子どもたち。たまには、不自由な生活を経験させることも必要です。そこに感謝の気持ちが湧いてくると期待できます。
 私たち大人は、子どもに困らせないように、先手を打ち、歩む道をきれいに舗装しがちです。人間関係も歩む道も壁にぶつからないと考えることができません。ぶつかったときに「オー脳(NO)!」です。

【小学校-校長室から】通信表「あゆみ」

校長 山田 耕司

学習指導要領のねらい
○ 文部科学省は新学習指導要領の実施(令和2年4月)に伴い、令和元年3月31日に「小学校における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等についての通知」を全国の教育委員会・国立学校・私立学校に出しました。令和元年度は準備期間(移行措置期間)として令和2年度から完全実施することが内容とされています。本校ではこの趣旨を踏まえて昨年度より先行的に新学習指導要領による取り組みとその学習評価を進めているところです。
〇 改訂の主旨を紹介します。学習指導要領は時代の要請にこたえてほぼ10年毎に改訂されます。今回の特色は、「知的理解の質をさらに高め確かな学力を育成する」ことにあります。
そのためには、言語能力・情報活用能力・問題発見解決能力の育成に務めなければなりません。同時に「主体的・対話的で深い学び」の体験の場が求められます。学校は授業を工夫し改善する必要があります。
本校が「聴き合い活動」・ポートフォリオ評価・プログラム学習は勿論、「知的刺激」「身体的刺激」「心的刺激」の3つの調和を大切に先を見る教育に取り組む背景がここにあります。

福岡海星小学校のよさ
〇 長い新型コロナウイルス禍による臨時学校休業の影響で、従来の3学期制を一時的に2学期制にしたり、1学期の評価をしないとする公立学校があります。各学校では一斉登校開始が遅れたり、午前と午後の2部制授業を実施をしたり、土曜日出校をしたりと、学校事情に合わせていろいろ工夫をされながら授業時間の確保に努力をされております。
本校では、学校の特性を生かして他校より一足早く5月11日より分散登校・オンライン授業、6月1日より一斉登校を始めました。8月7日に1学期の終業式を予定しております。さらに年間を通して学校行事及び学年行事の精選を図りながら授業時間の確保に努めてまいります。
この結果、学期は従来通り3学期制とし終業式には通信表「あゆみ」を通してお子様の1学期の成長をお伝えできます。「あゆみ」の見方考え方は従来と変わりません。
尚、今回は夏休みが8月8日~20日と短いため「個人懇談週間」を設けることができません。初めての学校経験をしました1年生のみ悉皆で行います。他学年は必要に応じて個別にご相談して行います。

福岡海星の通信表「あゆみ」
〇 「あゆみ」は【学習の記録】・【生活の記録】・【児童と保護者の評価】の3つからなっております。
【学習の記録】は、教科である国語・社会・生活・算数・理科・音楽・図画工作・家庭・体育・英語は学習の様子を、各教科ごとに3~6の観点を設けて、3段階の評価(目標に対して◎十分に満足 〇満足 △もう少し)で表しています。宗教(公立校では道徳)とステラマリス(総合的な学習)は文章で学習の様子を表しています。さらに4学年~6学年では〈特別活動の記録〉を文章で表しています。
【生活の記録】は、〈行動の記録〉10項目を望ましい状態にあると判断した場合、それぞれに〇をつけています。 また、〈学習や生活の様子〉を文章で表しています。〈身体の記録〉や〈出欠の記録〉を通して、合わせてお子様の成長がわかるようになっております。
【児童と保護者の評価】は、本校の特色であるポートフォリオ評価の一環として、児童と保護者の方に「あゆみ」に参加していただきます。
児童の自己評価である〈学習と生活のあしあと〉は、児童自らが「自分のめあて」をふり返り、頑張ったことや心に残ったこと、これから自分の課題にしたいことなどを書きます。
〈保護者記入欄〉は、ご家族からみたお子様のがんばりについて、励ましと称賛とアドバイスをお願いいたします。
このようにご家庭と学校とが共に励ますことによって、お子様のうちに秘めた力(神様から与えられた使命と力)が発揮されることを願っております。
〇 子どもたちは未体験の夏を迎えます。楽しみな夏休みは僅か13日間です。長期の旅行も祖父母様の待たれる「ふるさと」への帰郷もままならないでしょう。エアコン完備とはいえ新型コロナウイルス禍での夏の学校生活です。高温多湿な気候の中で楽しい学校生活が送れますよう対策と工夫をして臨みます。ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。