FC2ブログ
  福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【学校長より生徒へのメッセージ】令和2年2月19日 夫津木昇神父様を偲んで 

令和2年2月19日 夫津木昇神父様を偲んで 

 老司教会の夫津木神父様が帰天されました。帰天すると,この世の命がなくなっても,神様の家に帰り,新しい命をいただくと言われます。死ですべてが無に帰するという考えではなく,人の死は神様の恩賜,お恵みであるという考え方です。聖書に次のように書かれています。
  「イエスは言われた。『わたしは復活であり,命である。わたしを信じる者は,死んでも生きる。  生きているわたしを信じる者はだれも,決して死ぬことはない。このことを信じるか。』」                (ヨハネによる福音書 11章25節~26節)
 夫津木神父様には,3年前の2学期終業式のクリスマスミサの司式をしていただき,入学式や卒業式には来賓として参列していただきました。また,海星のことを大変気にかけてくださっていて,静修会には快く教会を貸してくださいました。昨夜,神父様の通夜に行くと,2月22日に77歳の誕生日をお迎えになるはずだった神父様の棺の横にはバースデイケーキが置いてあり,ローマ教皇様にいただいた祭服が棺の上にかけてありました。 長崎の平戸でお生まれになった神父様は,魚釣りが大変お好きだったとも聞いています。
 今頃,神父様は神様の家に帰られ,海星のために,また多くの方々のためにお祈りしてくださっていることでしょう。神父様のご冥福をお祈りし,聖歌『いつくしみ深き』を歌いましょう。

【学校長より生徒へのメッセージ】令和2年2月5日 「偽預言者を警戒しなさい」(マタイ7.15-20) 

令和2年2月5日 「偽預言者を警戒しなさい」(マタイ7.15-20) 

 「偽預言者を警戒しなさい。・・・すべて良い木は良い実を結び,悪い木は悪い実を結ぶ。・・・あなたがたはその実で彼らを見分ける。」
 コロナウイルス感染が拡大し,感染者・死亡者も増えています。今,どこに行ってもマスクが売り切れており,医者や看護師がつけるマスクもない状況になっています。人々に,それだけ恐怖感,不安感を与えているということです。こういう時に,偽情報がどんどん出てきます。2月2日の西日本新聞にも,デマがネットで蔓延しているという記事が載り,福岡市長も偽情報に惑わされないようにと発信しています。
 2000年前の聖書の言葉は,今現在にも当てはまります。SN上にある悪い実と良い実をしっかり見極める知性を身につけてください。

【学校長より生徒へのメッセージ】令和2年1月29日 愛をあらわす 

令和2年1月29日 愛をあらわす 
「友のために自分の命をすてること。これ以上に大きな愛はない」(ヨハネ 15-13) 

 新型肺炎の広がりが心配されます。私たちにできることは,マスクをつけること,手洗いやうがいをすることで,他の人にうつさないことも,人に愛を表すことの行為の一つです。ネットで正しくない情報を拡散することもよくないことです。
 1月27日,ポーランド南部のアウシュビッツ強制収容所で,解放から75年を迎え,生き延びた人や各国の首脳などが参加して,追悼式典が開かれました。反ユダヤ主義や人種差別が横行していることは現在の課題で,博物館訪問など,学校のスタディツアーも増えてきています。
 1941年,日本にも来たことがあるコルベ神父様は,同じ部屋から脱走者が出たため,見せしめとして餓死の刑を受けなければならない収容者の身代わりを申し出てました。神父様は死の地下室に入れられ,食事を与えられず,餓死していく他の収容者のために聖歌を歌い,祈りを捧げ,励ましました。8月14日に神父様は47歳で帰天しましたが,後に,ある生存者は,「神父様は地獄の地下室を聖堂に変えた」と証言しました。
 74年前,このような神父様がいたことを心にとめ,いろいろな形で愛を示していきましょう。

【学校長より生徒へのメッセージ】令和2年1月22日  わたしはあなたを決して見捨てない(イザヤ書41.9-10,49.15-16)

令和2年1月22日  わたしはあなたを決して見捨てない(イザヤ書41.9-10,49.15-16)

 人生は思い通りにいかないことのほうが圧倒的に多いものです。野球で3割バッターになるのは難しいのですが,7割はアウトになっているのです。人は失敗すると落ち込みます。しかし,そのようなときに言葉やモデルに支えられ,勇気をもって一歩前に進むことができます。
 聖書の中にもたくさんの言葉があります。是非,聖書を手に取って,み言葉に触れてください。イザヤ書の41章と49章に次のような言葉があります。
 「わたしはあなたを選び,決して見捨てない。恐れることはない,わたしはあなたと共にいる神。たじろぐな,わたしはあなたの神。  勢いをあたえてあなたを助け,わたしの救いの右の手であなたを支える。」
 「わたしがあなたを忘れることは決してない。見よ,わたしはあなたをわたしの手にひらに刻みつける。」
 また,樹木希林さんは,「始めは全然必要とされなかった役者だったけれど,50年間以上も続けられた。消えたいときにちょっと立ち止まって世の中を見てください。世の中に必要のない人間はいない。あなたを必要とする人が必ず出てくる。年をとれば死ぬ理由はいっぱいある。今,死ななくてもいい。」という言葉を残しています。へこんだ時に,前を向ける言葉やモデルに出会ったほしいと思います。

【学校長より生徒へのメッセージ】令和2年1月15日  目を覚ましていなさい(マルコによる福音書13.32-37)

令和2年1月15日  目を覚ましていなさい(マルコによる福音書13.32-37)

 1995年1月17日,阪神淡路大震災が発生しました。あれから25年経ちますが,今でも災害はいつ起こってもおかしくありません。「すべての命は神の家に住む」と教皇様がおっしゃったように,家族の痛みは自分のもの,家族の喜びは自分の喜びととらえ,すべての命が自分につながっているという感覚を養っていきましょう。
 トルストイの作品の中に,「ある靴屋が神の声を聴き,神の訪問に備えてパンやスープ,ワイン,デザートを用意していたところ,旅人や老女や子どもが訪れ,靴屋はそれぞれの様子を見て,神のために用意していた食事やワインを分け与えた。」という話があります。靴屋の前に現れたのは,旅人,老女,子どもに姿を変えたイエスだったのです。イエスはそれらの自分にしてくれたことに心から感謝し,靴屋にお礼を言いました。
 毎日忙しい生活を送っていると,大事なものを見落としてしまうことがあります。地震がいつ起こるかわからないからではなく,大事なもの,大切な人を見落とさないように目を覚ましていましょう。あなたの隣に座っている友達が,姿を変えたイエス様かもわかりません。