福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【学校長より生徒へのメッセージ】平成30年4月18日(講堂朝礼) わたしはあなたを助ける

平成30年4月18日(講堂朝礼)  わたしはあなたを助ける(イザヤ書41.13)

 熊本地震から丸2年が経ちました。地震やその関連で亡くなられた方は250人を超えています。その中に,東海大学阿蘇キャンパスの友人に水を届けた後,実家に向かう途中の阿蘇大橋で被災した大和晃さんがいます。白坪小学校には,大和晃さんを偲んで作られた花壇があり,そこには晃さんの愛車と同じ黄色の花が咲いています。「普通の生活がどれだけ大切なのかを知った」という子供たちに背中を押され,晃さんの両親も一歩踏み出すことができたとおっしゃっています。
 「わたしは主,あなたの神。あなたの右の手を固く取って言う。恐れるな,わたしはあなたを助ける,と。」  (イザヤ書41章13節)

【学校長より生徒へのメッセージ】平成30年3月14日(講堂朝礼)

平成30年3月14日(講堂朝礼) 

 震災から7年経っても,被災者の心の傷は癒しようがありません。忘れたい気持ちと忘れてはいけない気持ちの葛藤の中で過ごした7年間過ごしてこられたことでしょう。震災から5年経ったとき,被災地の小学校の先生が,子どもたちの様子がおかしいことに気づかれました。当時,記憶が刻まれていないであろう1,2歳の子どもたちが,5年経ったころに,学校生活で落ち着きを無くしたり,不眠になったりしたのは,親の生活や家族の心の傷などの影響を受けたからではないかと言われました。
 「苦難は忍耐を,忍耐は練達を,練達は希望を生む。そこから生み出された希望は私たちを裏切ることはない」 (ローマの人々への手紙 5章)
復興とは再び幸せになることを言います。私たちにできる支援をして,心から復興を祈りたいと思います。

【学校長より生徒へのメッセージ】平成30年2月21日(講堂朝礼) 「人からしてもらいたいことを,人にもしなさい」(ルカ6.31)

平成30年2月21日(講堂朝礼) 「人からしてもらいたいことを,人にもしなさい」(ルカ6.31)

 震災で家を失った人のことを考えると,温かい布団の中で眠りから覚め,柔らかい陽射しを受けて「おはよう」という家族がいることは有難く,感謝せざるを得ません。単調な日常でも,それは奇跡に近いことです。
 感謝を表すときに「ありがとう」と言いますが,漢字で表すと,有ることが難しいと書きます。この感謝の気持ちを行いで表すと「恩返し」「恩送り」になります。「恩返し」は相手に直接返すことですが,「恩送り」は受けた恩を他の誰かに同じように送ることです。恩返しではなく,恩送りをしていけば,恩が巡り,世の中がもっと幸せになっていきます。これが見返りを求めた優しさではない,本当の優しさです。主は「あなたがたは人からしてもらいたいことを,人にもしなさい」とおっしゃっています。ホームレスの方への支援も恩送りになります。
 幸せな生き方をしていきましょう。

【学校長より生徒へのメッセージ】平成30年1月31日(講堂朝礼) 命の重さについて

平成30年1月31日(講堂朝礼) 命の重さについて

 神奈川県相模原市にある障害者施設「津久井やまゆり園」で起こった殺傷事件から1年半が経ちます。入所者19名もの命を奪った犯人は,今でも障害者の生きる権利を一方的に否定する発言をしています。命の重さに違いがあるのでしょうか。
 ある女性は,出産を一か月後に控えていた20年前のクリスマスにぐっすり眠れたそうです。そしてその翌日に生まれたダウン症の娘を見て,「無事に生まれて良かったね」と声を掛けずにはいられなかったと言います。長い間お母さんのおなかの中にいて,やっと生まれてきた子どもです。ダウン症の子どもも,この世にあるすべての命は,旧約聖書「創世記」第1章31節にあるように,神様が「よし」とハンコを押してくれた命です。だから命を大切にしなければならない。これが真理です。このことを心に留めて歩んでいってください。

【学校長より生徒へのメッセージ】平成30年1月24日(講堂朝礼) ルカ10章25-37「善きサマリア人のたとえ話」

平成30年1月24日(講堂朝礼) ルカ10章25-37「善きサマリア人のたとえ話」

 時間はすべての人に平等に与えられています。一日24時間をどう使うかは自分の生き方に繋がってきます。「どう使うか」と考えると同時に「何のために」使うか,更には「なぜ」使うかということを考えてみましょう。
 第二次世界大戦のナチス下にあったポーランドで,動物園を経営していたヤン園長とその妻アントニーナは,自らだけでなく家族の危険も顧みず,多くのユダヤ人を救いました。彼らはなぜそのようなことをしたのでしょうか。その答えは,戦争資料館に残された聖書の,赤線が引かれた箇所にありました。ルカによる福音書の「善きサマリア人のたとえ話」です。
 皆さんも,与えられた時間を何のためにどのように使うか,すなわち自分の生き方をよく考え,進路を決めていきましょう。