福岡海星女子学院高等学校 福岡海星女子学院附属小学校 福岡海星女子学院マリア幼稚園  

【学校長より生徒へのメッセージ】平成30年1月31日(講堂朝礼) 命の重さについて

平成30年1月31日(講堂朝礼) 命の重さについて

 神奈川県相模原市にある障害者施設「津久井やまゆり園」で起こった殺傷事件から1年半が経ちます。入所者19名もの命を奪った犯人は,今でも障害者の生きる権利を一方的に否定する発言をしています。命の重さに違いがあるのでしょうか。
 ある女性は,出産を一か月後に控えていた20年前のクリスマスにぐっすり眠れたそうです。そしてその翌日に生まれたダウン症の娘を見て,「無事に生まれて良かったね」と声を掛けずにはいられなかったと言います。長い間お母さんのおなかの中にいて,やっと生まれてきた子どもです。ダウン症の子どもも,この世にあるすべての命は,旧約聖書「創世記」第1章31節にあるように,神様が「よし」とハンコを押してくれた命です。だから命を大切にしなければならない。これが真理です。このことを心に留めて歩んでいってください。

【学校長より生徒へのメッセージ】平成30年1月24日(講堂朝礼) ルカ10章25-37「善きサマリア人のたとえ話」

平成30年1月24日(講堂朝礼) ルカ10章25-37「善きサマリア人のたとえ話」

 時間はすべての人に平等に与えられています。一日24時間をどう使うかは自分の生き方に繋がってきます。「どう使うか」と考えると同時に「何のために」使うか,更には「なぜ」使うかということを考えてみましょう。
 第二次世界大戦のナチス下にあったポーランドで,動物園を経営していたヤン園長とその妻アントニーナは,自らだけでなく家族の危険も顧みず,多くのユダヤ人を救いました。彼らはなぜそのようなことをしたのでしょうか。その答えは,戦争資料館に残された聖書の,赤線が引かれた箇所にありました。ルカによる福音書の「善きサマリア人のたとえ話」です。
 皆さんも,与えられた時間を何のためにどのように使うか,すなわち自分の生き方をよく考え,進路を決めていきましょう。

【学校長より生徒へのメッセージ】平成30年1月17日(講堂朝礼) マタイ13章33-34「目を覚ましていなさい」

平成30年1月17日(講堂朝礼) マタイ13章33-34「目を覚ましていなさい」

 阪神大震災発生から23年になります。今年も発生時刻の午前5時46分には,6,434名の犠牲者の冥福を祈るため,多くの遺族を含む市民が黙とうを捧げました。当時,福岡県警に就職したばかりの私の教え子はすぐに現地に赴いたのですが,救済活動の中で母親が子供をかばうように覆いかぶさって亡くなっている姿を見て,涙が止まらなかったと話していたのを覚えています。家族の中でたった一人生き残った子どもは,何度も死にたいと思いながらも,成長し,結婚して子供を持った時に,ようやく生きたいと思えたと言っていました。
 私たちが当たり前に過ごしている日常は,決して当り前ではなく,奇跡であり,かけがえのない時間(とき)です。目に見えない大切なものに気付くように,「目を覚ましていなさい」という教えが聖書にあります。6,434人からのメッセージとして,しっかりと心に留めておきましょう。

【学校長より生徒へのメッセージ】平成29年12月6日(講堂朝礼) 待降節に

平成29年12月6日(講堂朝礼) 待降節に

 主イエスの降誕を待ち望む季節になりました。皆さんにはクリスマスの本当の意味を理解し,その喜びを周りに伝えてほしいと思います。イエスはなぜ馬小屋で生まれたのでしょうか。聖書には「宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである」(ルカ2-7)と書かれています。熊本地震後,仮設住宅やみなし仮設住宅で生活していた肩を含め,14名が話す人も無く,誰からも看取られず亡くなっています。主イエスと同じように様々な事情から,今日,泊まる場所,寝る場所が無い方がいます。また,家や部屋があるのに安心できる心の居場所がない多くの人々が身近にいます。そのことを心に留めましょう。
今,『夜回り猫』という漫画が読まれているそうです。遠藤平蔵という猫が「泣く子はいねが?」と,毎夜,苦しんでいる人や動物を探し回り,そういった人や動物に寄り添い,耳を傾け,励ましていきます。
 クリスマスの夜,私たちは猫の平蔵になれるでしょうか。平蔵は猫に姿を変えたイエス様かもしれません。私たちの心の中には,神様からいただいたローソクの火があります。小さくても,集めれば多くの場所を照らすことが出来ます。クリスマスには,心のローソクの火で周りを温め,照らしましょう。

【学校長より生徒へのメッセージ】平成29年11月22日(講堂朝礼) 平和について考えましょう

平成29年11月22日(講堂朝礼) 平和について考えましょう

イザヤ書(9-5)にイエスの誕生について次のように記されています。
「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたに与えられた。
権威が彼の肩にある。その名は『驚くべき指導者,力ある神,永遠の父,平和の君』と唱えられる。」

今年のノーベル平和賞は民間団体ICANに与えられました。ノルウェーのオスロでの授賞式の日,日本人が被爆者としてスピーチすることになっています。先日,122か国が核兵器禁止条約に賛成。この中に核保有国であるアメリカ,イギリス,フランス,中国,ロシアなどの国は含まれていません。この会議に,日本も参加していませんでした。それらの国のテーブルには平和の折鶴が置かれていました。
聖書に「わたしは,平和をあなたがたに残し,わたしの平和を与える」(ヨハネ14-27)と書かれています。生徒の皆さんによって,主のみ言葉がいろいろな場面で果たされていくことを願います。